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ジョゼフ・マロード・ウィリアム・ターナー / メトロポリタン美術館
『短歌人』2021年04月号掲載五首
冬空のペテルギウスの赤さほど冷めてしまひし短歌の熱量
千年余ゆるくながるる歌の川その行くところわれは歩みつ
珈琲を日に六、七杯ながしこみ今にもねむる五臓をたたく
左からレバーブローを叩き込む一瞬前のフェイントの妙
渋柿のやうな頑固さ溶かすすべきつとどこかにあるさんぽみち
冬空のペテルギウスの赤さほど冷めてしまひし短歌の熱量
千年余ゆるくながるる歌の川その行くところわれは歩みつ
珈琲を日に六、七杯ながしこみ今にもねむる五臓をたたく
左からレバーブローを叩き込む一瞬前のフェイントの妙
渋柿のやうな頑固さ溶かすすべきつとどこかにあるさんぽみち