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hirom_文麿
2020年11月21日 12:54
霧ふかき野は野でしろい霜がふり氷点下の朝冷えていく土地 返歌学長は声が大きい好好爺物理学教授は外耳道から毛がはみ出した皮肉屋社会学教授はショートカットの鋭い女史もうみんなこの世を去っていまは誰も彼も不在な秋がきたおれを見下した人びとも今は地面の下だ濃い霧があふれる朝川原には真っ白な霜が降り午後になったら薄が靡く 夕焼けにその気になったら訪ねていこう透明な歌声を