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天才魔導剣士ヴィクター

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私が書き下ろしで書いている「天才魔導剣士ヴィクター」シリーズの一部を公開しています。
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そりゃエルフだって殺せば死にます                       ~グ…

第二章  犯人を捜せ  翌日の昼、グリヴァスは重い気持ちを引きずりながら王宮に向かった。…

HiromiShibayama
2週間前

そりゃエルフだって殺せば死にます                       ~グ…

 子供たちの家はそこから歩いてわずか二分ほどの所だったが、一般的な民家ではなかった。大き…

HiromiShibayama
3週間前

そりゃエルフだって殺せば死にます                       ~グ…

 夜も更け、気づけばサルヴィエンたちはいなくなっていた。グリヴァスは、いつも通りエールを…

HiromiShibayama
3週間前

そりゃエルフだって殺せば死にます                    …

前回、noteに序盤の部分を載せた「ただいま魔力暴走中! ~「血塗られた祝宴」篇~」の中に出…

HiromiShibayama
3週間前

「ただいま魔力暴走中!」天才魔導剣士ヴィクター/血塗られた祝宴篇 第四章②

「コストロヴィツキ副団長、いったい何が起こったのだ」  王国一とも称される魔導剣士のリン…

HiromiShibayama
1か月前
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「ただいま魔力暴走中!」天才魔導剣士ヴィクター/血塗られた祝宴篇 第三章

 ヴァルミリア統一王国において、コストロヴィツキ伯爵家の印象は人によって様々であったが、…

HiromiShibayama
1か月前
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「ただいま魔力暴走中!」天才魔導剣士ヴィクター/血塗られた祝宴篇 第二章②

 翌朝、前後左右に薔薇をモチーフとした王家の紋章が入った美しい純白の二頭立て馬車が颯爽と王宮を出た。乗っているのはセレナとアレクシス、それにヴィクターだった。周りには近衛剣士団の四名が馬で付き従っている。その内の一人はマクセルだった。 「何だか大ごとになってしまいましたね」  ヴィクターは「自分の都合で家に帰るだけなのに」と恐縮していた。  実は王宮からヴィクターの生家であるブラックソーン家まで、さほどの距離はなかった。子供の足でも歩いても行けるぐらいだが、この大げさな態勢も

「ただいま魔力暴走中!」天才魔導剣士ヴィクター/血塗られた祝宴篇 第二章①

 ヴァルミリア統一王国は、国土の形が東西二つの大陸を繋ぐ橋のような形をしていた。  南北…

HiromiShibayama
1か月前

「ただいま魔力暴走中!」天才魔導剣士ヴィクター/血塗られた祝宴篇 第一章②

 ヴィクターが意識を取り戻したのは、大きなベッドの上だった。柔らかくひんやりとしたシーツ…

HiromiShibayama
1か月前
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「ただいま魔力暴走中!」天才魔導剣士ヴィクター/血塗られた祝宴篇 第一章①

第一章 魔獣事件  その事件はヴィクターが十二歳の頃、王宮内の広大な庭園の小道を歩いてい…

HiromiShibayama
1か月前

「ただいま魔力暴走中!」天才魔導剣士ヴィクター/血塗られた祝宴篇 前書き

 無理やりジャンル分けをするとラノベ枠になるかもしれませんが、私としては通常のヒロイック…

HiromiShibayama
1か月前
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