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勝手に配信<NFL通信>マガジン

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私が書いているNFLに関する観戦記やコラムなど<NFL通信>をまとめてみました。
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2021年10月の記事一覧

崩れ落ちたカイラー・マレー(2021/10/30)

それは実質、ラストプレーでした。 24-21とパッカーズ3点リードで迎えた第4クオーター残り15秒。 カージナルスの攻撃。 エンドゾーンまでは4ヤード半を残すのみの、2ndダウン・ゴール。 NFL第8週のサーズデーナイト。 無敗アリゾナ・カージナルスVS強豪グリーンベイ・パッカーズの注目の一戦。 ここまでの試合展開は、まさに大接戦。 おおむねパッカーズがゲームを支配しようとするのですが、カージナルスも負けじと追走し、最後の最後まで勝敗の行方がわからない好勝負。 さすがに

「この世に絶対は無い」NFL第7週。(2021/10/28)

ちょっと配信が遅くなってしまいましたが、NFL第7週が終わりました。 今週、最も注目していたのはタイタンズVSチーフスの試合。 しかしこの一戦で、チーフスが完膚なきまでに叩きのめされる様を見て「この世に絶対は無い」と実感しましたね。 カンザスシティ・チーフスは、ここ3年ほどの間、常にNFLの話題の中心にいたチーム。 20年近くに渡ったニューイングランド・ペイトリオッツの統治が終わり、新たな時代に突入したNFLにおいて、ほぼ誰もが次の王朝を築くのはパトリック・マホームズを

波乱は最後にやってきた!(2021/10/19)

NFL第6週。 今週もいろいろと興味深い対戦がありましたが、私が特に注目したのはブラウンズVSカージナルス。 ここ数年着実に力を蓄えレベルアップしているブラウンズ。 HCケビン・ステファンスキの元、QBベイカー・メイフィールドを始め、RBニック・チャッブ、RBカリーム・ハント、WRオデル・ベッカム、TEオースティン・フーバーなど能力の高い攻撃のタレントを揃えてプレイオフは当然、スーパーボウルも視野に入ってくるほどの強豪となりつつあります。 今シーズンはここまでチーフスとチ

神の摂理は理解しがたい…(2021/10/14)

NFL第5週のマンデーナイト。 レイブンズVSコルツ。 この試合は、もう何が何でも神様がレイブンズを勝たせようと最大限のエコひいきをしたとしか思えない内容でした。 実際、この試合のコルツの出来は素晴らしかったです。 イーグルスで実力は認められながらも怪我が多くて燻っていたカーソン・ウェンツですが、今シーズンからコルツの新エースQBとなり、この試合では本来の能力を発揮してチームを頼もしくけん引していました。 コルツHCフランク・ライクも、まさかあの展開で大逆転を食らうとは思

波乱とは言えないが…(2021/10/11)

NFL第5週のゲーム。 ほとんどの試合は、まあ順当な勝敗で特に波乱は無かったとも言えますが…でもね、今週最も注目されたAFCの頂上対決と言ってもいいチーフスVSビルズの対戦。 結果は38-20でアウェイのビルズが勝利。 たしかにこの試合、ビルズはとても良かったです。 攻守ともに隙が無くて勝ちは順当でしょう。 この強さはスーパーボウルにもつながる気がします。 ジョシュ・アレン、成長したなあ。 ショーン・マクダーモットはいいチームを作りました。 一方のチーフスはらしくない細か

様々な記録も生まれた第4週(2021/10/5)

NFL第4週も面白いゲームがたくさんありましたが、まずはサーズデーナイトのベンガルズVSジャガーズ。 この試合は一昨年の全体ドラフト1位のジョー・バロウ(シンシナティ・ベンガルズ)と昨年の全体ドラフト1位のトレバー・ローレンス(ジャクソンビル・ジャガーズ)という将来を嘱望される若いQBの対決にもなりました。 感心したのは2年目のバロウはまだしも、わずか数試合しかNFLでスターターを務めていないローレンスも見事に堂々と試合をコントロールし、スーパープレーを連発して大いに試合