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プラス思考になる方法

この写真は私の目線の高さ、110cmから見上げた大学病院入り口の景色です。

今でも数ヶ月に一度、大学病院で心臓の検診を受けています。

診察が終わったらいつもこの場所に来て、あの頃と同じ景色を見て、その時の私の気持ちを思い出しています。

今から11年前、私は突然歩けなくなりました。
病室にいた頃の私は自分に何ができるのかわかりませんでした。

何ができるのかわからない、だから何をしたらいいのかもわからなかったのです。
いつもネガティブな思考でものごとを考えていました。

しかし、今ある現状を変えることはできません。
ならばせめて自分の思考をプラスに変えてみようと決心しました。
プラス思考に変えることで、不幸や絶望に逃げずとも、 抗うことができるのではないかと思ったからです。

そこで私がはじめたことは、「したいこと」を無理やりにでも書き出してみることでした。
遠い先のことではなく、 まず明日は何をしたいのかを書き出し始めました。

病院の売店へ行って、みかんゼリーを買いたい。
次の日は病院の玄関を出て、外の空気を吸ってみたい。

ほんのちょっとしたことですが、書き出してみると、 「私にはまだやりたいことがあったんだ」ということに気づきました。
そして、それらを実行できると小さな達成感が生まれます。
「したいこと」を書くことで、達成感を積み重ねることで、 だんだんワクワクしてくるのです。
そのワクワクは「次もやってみよう」「もっとできるはず」と、 私を前向きにさせてくれるようになりました。

明日何をしたいかは、来週何をしたいかに。
来月何をしたいかは、来年何をしたいかに。
長い時間をかけて小さな達成感を積み重ね、 私はずっと先の未来の自分に期待することができるようになりました。

プラス思考になるための根拠は、小さな達成感を積み重ねること。
そのための願い事を書き出すことが、プラス思考になるための方法だと私は思っています。
今でも落ち込んだ時には、「明日何をしたいのか」 ここからはじめているのです。


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