見出し画像

大丈夫や!寝とき!はだいたいの人を元気にする。知ってた良太は最強だった〜岸田ひろ実のコーチングな日々〜

とっても久しぶり書くnote。

実はこのところ元気がなかった私。コロナ禍で働き方や仕事の種類が変わったり、これまでやったことのないことや、不得意なことが増えたり。要するに、変化に戸惑いながら一生懸命に対応しつつ、この流れに乗らなければ!と頑張ることが多かったようで、気がつけば心身ともに疲れてしまいました。

そんな時は、美味しいものを食べたり、洋服を買ったり、好きな韓ドラをみたり。娘とどうでもいい話をして笑ったり、友達とランチしながら喋り倒したりがお決まりの私が元気になれる方法。

この度も、この全部の方法を駆使しながらだんだん元気になってきたのですが、あと一歩のところで再び悩みごとが・・・迷い道クネクネ。また振り出しにもどる感覚。まぁ仕方ない。なんだかんだ言っても暫くすれば大丈夫になるはずだし。岸田家でいうところの「案ずるより産むが易し、横山やすし」おとなしくやり過ごそうと思っていた時のことでした。

誕生日を明日に控える良太が喜ぶことをしよう!と思いたち、作業所から帰ってきた良太を誘って近くのショッピングセンターへ行くことにしました。お誕生日プレゼントは何がいい?と聞くと、「青色シャツ、イヤフォン、ラーメン唐揚げ」と威勢よく答えるその様子を見ただけで、けっこう元気になってる私がいたりして、それもちょっとびっくりした。

ひととおり買い物を終えて、お腹ペコペコで入った中華料理屋さん。良太は、ラーメンと唐揚げに炒飯もつけて注文。めちゃくちゃ嬉しそうにニコニコ食べていました。目の前に嬉しそうに笑っている人がいる、それだけでも癒されるんですよね。気持ちがほぐれた私は、思わずこんな言葉を良太に投げかけました。

「ママ、元気ないねん。ちょっとしんどいねん」

何度も言いますが、良太には言葉を上手く話すことも、しっかり理解することも難しいです。なんとなく空気を読みつつ、使える少ない単語を駆使して一生懸命に伝えます。会話は容易くできないのですが、なぜかここぞという時には偶然か必然か、ありがたいお言葉を私に授けてくれるのです。この日もです。



「大丈夫や!寝とき!」

以上。

何が大丈夫なのか?いや、寝ときて!

私がセラピーやコーチングのクライアントさんと向き合う時には、まぁ使わない・・・というか、根拠のない大丈夫は使っちゃいけないし、寝ときなんてなおさら。無責任すぎます。ダブル使っちゃダメの言葉ですが、良太のこの言葉にこんなにも救われるとは思いもよらず。

無意識に力が入ってガチガチになっていた私の心と体が、まるで温泉にでも入った時のように、ポカポカ&ジワーッとあたたまって、ゆる〜くなったのです。

良太は、何が大丈夫になるのか、何で寝たらいいのかはまずわかっていません。でも、こういう雰囲気の時はこんなことを言ったらいいはずと、なんとなくちょうどいい言葉を持ち合わせている、なかなかできた息子が良太なのです。

そして、その日は良太のいうとおり、全てを放棄して寝ることにしました。とにかく何もせずに寝る。パソコンもスマホもシャットダウン。明日の起きる時間も気にせず、何もせずに、寝る。寝る、寝る、寝る。寝る。


なるほど。

「寝とき」は大正解。

良太は正しかったのです。賢かったのです。私は寝ただけで「大丈夫」になっていました。私が大丈夫になったら、私が悩んでいたことの多くが大丈夫に思えてきました。

寝ることで元気になる。寝ることで大丈夫になる。これは大正解であると自ら証明することができたというわけです。

「大丈夫や!寝とき!」という言葉だけではどうにもならないこともあります。そりゃそうです。でも、大切な人が言ってくれる「大丈夫や!寝とき!」は最強で。その人が言うその言葉が、弱くなった自分の心を自分で支えることができるよになり、また再び動き出す勇気へと変わるのでした。

今、なんとなく元気がない人へ。

元気になるために何をしたらいいかわからない時は「大丈夫や!寝とき!」をおすすめしたいと思います。ほんとかな?と半信半疑でも、まずはお試しください。まぁまぁいいあんばいになるはずです。きっと。

スキやSNSシェアだけでもすごく嬉しいです。サポートをいただけた場合は、娘・奈美と、息子・良太との美味しい思い出づくりに、大切に使わせていただきます。