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ギターって奥が深いのね。

今年の3月19日に買った新しいギター。

いつも使っているアストリアスのギターがフレット交換になったので、お預けの間のライブにも使えるサブのギターが必要だなぁ、と2本目の購入を考えていたわけですが、ここはやっぱり、昔から憧れのあったMartinを、思い切って買うことにしました。



ずっと使っていたアストリアスのギターが少し小ぶりだったので、ドレッドノートサイズのギターがまだちょっと慣れなくて、ライブで使ったのは2回くらい。

専門用語はよくわからないから、正しいことを言っているのか自信はないけど、何ていうの?フレットの?幅が今までよりちょっと広くてね、前と同じ感覚でコードを押さえてはダメで、少し指を広げ気味に押さえないといけないんだよね。

それと、弦高が高めで、買った時にサドルを少し削って低くしてもらったんだけど、Martinだし、買ったばっかりだし、ってことでやや遠慮気味だったの、笑


それで今日までの9ヶ月間弾いてみていたんだけど、やっぱりもうちょっと弾きづらかったんだよね。フレットの幅はもう慣れたんだよ。でもなんかさ、音がビビっちゃうの。最初はいいんだけど何時間も弾いてるとビビることが多くなってくるような気がして。押さえが弱くてビビっちゃう感じ、わかるかなぁ?

なんでかな~って思ってたんだけどね、今日、リペアの方と話していてさ、すごいスッキリしたんだよ。

「押さえるのに力がいる感じですか?」って聞かれて。

「あ!そうそう!そうですーーー!」って、笑


自分のさ、うーーーん、もうちょっと弾きづらいんだよなぁ、っていう感覚を人に伝えるのって難しいね。そもそも何がどうして弾きづらいのかよくわかってないからさ、伝えようがないんだよね。なんとなく弾きづらいとしか言えなくて。

でもそれがね、「押さえるのに力がいる」という言葉を聞いて、あ!もう!それ!って思ったんだよ。そう言われてみると、なんか手が疲れるなぁ、とか指が痛くなるなぁ、とか感じてたかも、、っていろいろな感覚がよみがえってきたの。ずっと弾いてると音がビビりやすかったのも、手が疲れて力が弱くなってたからなのかな~と妙に納得したんだ。

そういうの、弦のテンションが強いっていうんだね?合ってる?笑


それで、他に問題点はなかったから、やっぱりじゃあ、もうちょっと弦高を低くしましょう、って。
今日、調整してもらったんだ。

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そもそも弦高が高いのなんて押さえにくいし、なんかいい事あるんですか?って聞いたら、高い方が芯のある少し硬めの音が出るんですって。低いと柔らかい音になって、だから好みですね。と言ったような気がする・・。間違ってたらごめん、ちょっと記憶力に自信ない、笑

私は硬い音よりも柔らかい音が好きなので、低くしても全然問題ないな、と思って低くしてもらいました。今までのアストリアスと同じまではまだもうちょっと削れるけど、とりあえず一般的な低めの設定というところまでサドルを削ってもらいました。

あれって、「サドル」でいいんだよね?と思って調べたら、サドルの材質だけでもギターの音が変わるとかいう記事を見て、へーへー、何だか奥が深いのね~と思いました。こだわり始めたらいろいろ気になるんだろうなぁ。


弦高を低くしてもらったら、あ、確かに弦の張りがゆるくなってあたりが柔らかいっていうの?だいぶ押さえやすくなった気がしました。

もうちょっと低くすることはできますけどどうしますか?って聞かれて、う~ん、だいぶ悩んだけれども、相談して、とりあえずこの設定でいくことにしました。

そのかわりというか、あとちょっとの弾きやすさを求めて、弦のゲージを一つ細いものに変えてみることにしました。ずっとElixirのライトを使ってたけど、このMartinに限ってカスタムライトを張ってみることに(^ ^)

アストリアスではライトを、Martinではカスタムライト、というふうに、それぞれに合わせた弦選びでいいんだね。うん、たしかにそうだよね。
同じ太さの弦でも、ちょっと小ぶりなアストリアスとドレッドノートのMartinではネックの長さが違うから(たぶんね)、弦のテンションも違うんだもんね?なるほどなぁ、といろいろ勉強になりました。


最後に、Martinを弾いていて感じていた素朴な疑問を質問してみました。

「Martinは手の汚れが付きやすいんです。どうしてですか?」

これはだいぶ前から感じていたことで、Martinの方を弾いていると、握っている手の部分のネックが汚れてくるんだよね。夏場なんて特に、汗をかきかき弾いていると、ネックが汚れでザラッとしてくるの。

そんなこと今までアストリアスで感じたことはなかったので、どうしてかなぁ、とずっと思っていたんだ。

そしたら、それは塗料が違うから、だそうで!

Martinはラッカー塗装というやつで、いろいろお取り扱いには注意が必要みたい。←いや、もっといろいろ聴いたと思うんだけど説明するのはなんか難しいのよ・・・(だんだんめんどくさくなってきたんだな、笑)


とにかくだよ!

私は全然違うギターを2本持ってるんだな、ってことが、今日ようやくよくわかったんだよね。全然違う、とまでは言わないかもしれないけどさ、今まではそんなに違いを真面目に考えたことがなかったから。あらためてちゃんと比べてみたらこんなに違ったんだな~、って気づいたんだよ。そしてもっと好きになったの💕

どちらも私の可愛い子達です💕
大事にたくさん弾いてもっと魅力を引き出してあげたいなぁ(o^^o)


ちなみにこちらが私のアストリアスちゃん

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ASTURIAS(アストリアス)E.C. PRO

フィンガーピッキングに最適なオーディトリアムボディを採用したECシリーズです。ボディはオール単板で、メキシコ貝メイプルパーフリングを施しており、音質・装飾の両方で申し分ない一本です。

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表面板:シトカプルース単板(メキシコ貝ロゼット/メキシコ貝メイプルパーフリング)
横・裏板:インディアンローズウッド単板
スケール:632.5mm
指板:エボニー(キャッツアイインレイ/メイプルバインディング)
指板幅:43mm(ナット)
駒:エボニー
天神板:ハカランダ(トーチインレイ)
塗装表面板/ラッカー仕上げ 横・裏板/ウレタン仕上げ
ジョイント:14フレット
糸巻き:ゴトー
ピックガード:トーティス U.S.A.


かわいいでしょ?笑


明日からまたギターを弾くのが楽しみ~!
どれほど弾きやすくなったかな、Martin!
次のライブはいけるかしら?


12月20日、S.O.Ra.でお会いしましょう^^


2019.12.12
ウスイヒロミ


ありがとうございます!創作の力と糧に!