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ネルドリップにこだわる理由

 またまたお久しぶりになってしまいました。CAFE YOSHIZUMIの稲毛ひろ美です。いつもご来店いただきありがとうございます。また、いつもこのnoteをご覧になってくださっている方もありがとうございます。

 今日は「ネルドリップ」のお話。ヨシズミの珈琲はすべてネルドリップです。そもそもネルドリップとは、ネルという布でできたフィルターを使って珈琲を抽出する方法のこと。フランネルシャツのネルと一緒です。
 ネルは繰り返し使うことができますが、扱いにやや手間がかかります。けれど、まったりとしたまろやかな口当たりは、やはりネルにしか出せないもの。そして淹れる人によって味わいがかなり変わります。私の経験上、ペーパードリップよりもその違いは出やすい気がします。

 私が以前お世話になった、新宿の喫茶店はネルドリップ専門店。ネルドリップがどうしても淹れたくて、ここでお世話になりました。ここの店長の淹れる珈琲はとても「甘み」があって、毎回淹れてもらうたびに感動がありました。今でも自分で淹れて飲んでみても、あの甘さは出せない。毎日毎日、あの店長の甘い珈琲を求めているけれど、全然出ないのです。

 私がネルドリップにこだわる理由は、きっとこの店長の味に近づきたいからなのかもしれません。あとはネルで淹れる行為が「禅」に近いものがあるから。この新宿の喫茶店では、「珈琲を点てる」と教わりました。珈琲を淹れるポジションを「点て場」とも呼んでいました。この「点て場」の本当の意味を理解したのは、恥ずかしながら最近のことです。

 珈琲における「甘み」は永遠のテーマ。焙煎でもそうなのかもしれない。焙煎も再開したいなぁ。(もう少し余裕ができてきたら再開します、焙煎もめちゃくちゃ楽しいのです)

 少しだけかじった茶道も再開したい。やりたいことがありすぎて、困ってしまう。。。とりあえず今は、念願叶って通い始めたお菓子教室に専念してます。

 今回も最後までお付き合いいただきどうもありがとうございました。

CAFE YOSHIZUMI 稲毛ひろ美


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