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負のエントロピーとは一体なんなのだろうか?

負の熱力学エントロピーについては、これまで物理化学の学問上において論じられており、これまでは、負の熱力学的エントロピーは、あり得ない状態を表すと言われてきました。しかし、私は、負の熱力学エントロピーは、自然現象としてきちんと実在していたことを、過去に発見しています。

その自然現象とは、電流が電線を流れる時、必ず、熱と、磁界による磁力(吸引力)を同時に発生する自然現象です。

また、もう一つ、ボイラーを起動して、蒸気を発生させた場合に、ボイラー停止後、ボイラーが冷めると、ボイラー缶内の圧力が負圧になることがあります。この自然現象も、負の熱力学エントロピーの表れに他なりません。

これらの自然現象そのものが、負の熱力学エントロピーの表れなのです。

つまり、この事実は、負の熱力学エントロピーが実在する状態量であることを証明する事実なのです。

そして、なぜ、これらの自然現象がマイナスの熱力学エントロピーを表しているのかといえば、熱力学の約束事で、熱力学エントロピーをマイナスで表す場合は、系の内部から外部に対するエネルギー放出がある場合と、系の内部への仕事がなされた場合についてをマイナスで表すという約束事があるためです。その約束事と、全く持って、一致する自然現象が、これらの自然現象だからです。

また、熱力学エントロピーがマイナスで表される場合を、数学的に考えた場合には、5通りのマイナスで表される場合が考えられますが、通常の熱力学エントロピーは、物質の持つ内部エネルギーに起因して発生するエネルギーであると考えると、通常の熱力学エントロピーは、必ず、正の値を取ることが理解できます。その場合には、エントロピーがマイナスで表される場合は、2通りしかなくなります。その2通りの場合が、前述した、熱力学の約束事の場合になるのです。つまり、これらの自然現象が実際に起こるということは、熱力学エントロピーは物質の持つ内部エネルギーによって発生することも、きちんと証明されることになるのです。そのため、これまでは状態量ではないと言われていた熱量についても、熱力学エントロピーの定義式から、Q=SKと表されますが、この文字式の結果からも、熱力学エントロピーに起因して、熱量は発生すると考えられるために、熱量自体も状態量であることが、きちんと理解できることになるのです。

このように考えると、落雷の原因も、負の熱力学エントロピーの発現によるものかもしれないということが、そのうちに、わかってくることと、私は思います。

参考文献: カステラン物理化学 上 (第2版)目黒謙次郎 森信雄 共訳書 東京化学同人

最新版 科学小説 熱力学的エントロピーの正体 ひーろまっつん 松尾浩一 Amazon KDP

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