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Part2マイナス金利政策と異次元緩和策ではデフレ状態から脱却できない!その理由

 では、お金の持つ経済力学的エントロピーについて、論じていきたいと思う。

 お金の持つエントロピーは、お金がする仕事量を絶対的金銭価値で割った値としてあらわされることを、前回の記事で定義した。式で表せば、次のようになる。

           ⊿Seco=⊿Wm / G [ J / G ]

 と表すことができる。

 ここで、お金のする仕事Wmとは、お金が増えることであろう。

 その仕事は、増殖の運動エネルギーで計算が可能である。

 つまり、Wm =1 / 2mv2 として計算できる。

 ここで、1年間で、お金が2倍に増える場合のお金のする仕事を求めると、次のようになる。

 Wm = 1/2mv2 = 1/2×2[kg] ・2・2/ 1[m2/年2]

   = 4[J・Y2](Y=1/31,536,000)

 ここで、Yは、年を秒に換算する係数と考えてほしい。

 そして、この場合について、ゼロ0時間から、1年間までのお金のする仕事量の変化を考えて、経済力学的エントロピーの定義式に代入すると次のようになる。

                    ⊿Seco=(4- 0 )/G =4 / G [J・Y2/G]

        ∴⊿Seco =4 / G [J・Y2/G]

 ※ここで、ゼロ(0)時間の場合の仕事量は次のように求めた。

 時間がゼロ0の場合については、仕事量もゼロ0とした。何故なら、金利をお金の増える速度とするならば金利は定まっているためゼロ0ではない。しかし、お金を預けて増やす場合については、お金を預けるまでは金利は適用されない。つまり、お金を預けた時間がゼロ0の状態では、金利については適用されない。つまり、この時のお金の増える速度も、ゼロであると考えられるため、この時のお金の仕事量についても、ゼロ0であると理解できると思う。

 何故、このような説明が必要かと言えば、時間がゼロの場合、ゼロ0除算となるため、計算結果としては、実際には得られないためである。この場合については、理論上における計算結果についての説明が必要になる。


 この値が、お金のする仕事についての、経済力学的エントロピーの値ということになる。

 次回は、エントロピー理論の見地から、この計算結果について、述べていくことにする。

 次回も、ぜひ、お楽しみに!^_^








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