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「学んだことを活かす技術」その3 ひーろまっつん

 学んだ事を活かす方法は、他にもあります。

 例えば、学んだ事を研究に活かすという方法もあるのです。

 私は、大学時代に熱力学的エントロピーについて学んだ事を活かし、とある疑問から、熱力学的エントロピーの研究を行なったのですが、これまでの、私独自の研究で、熱力学的エントロピーについて一つの結論を導き出しました。それは、一つの気づきを得ることに繋がりました。

 それは、エントロピーが表しているのは、自然の摂理であると、私自身が、結論づけられたことです。

 摂理とは、自然の成り行きや法則、つまり、英語で言えば、providenceのことであるが、熱力学的エントロピーが表しているのは、エネルギーの流れる方向(熱は熱いところから冷たいところに向けて流れる)であり、そして、マイナスの熱力学的エントロピーが表しているのは、電流が電線を流れるときに自然発生する熱と磁力による吸引力の双方を表していると気づいたため、そのような自然現象を表していると、私は、考えたために、自然の成り行きや法則、つまり、エントロピーが表すものは、自然の摂理であると言ってもいいと結論づけたのです。

 つまり、経済学も、お金の流れについての学問であるため、経済的な自然現象も、経済学的エントロピーが関係していると、私には思えたのでした。

 つまり、同じエントロピーが関係した経済的な自然現象が一体何であるのか?ということについて、考えを深めていけば、新たな発見が生まれることになると私は思っています。

 そして、エントロピーの対象としては、流れるものを扱えば、そこには、エントロピー理論が、共通言語になると、私は、考えています。

 そして、エントロピー理論が、自然現象の共通言語であるならば、経済的な自然現象であるインフレや、デフレが起きる原因についても真相解明ができると、私は考えているのです。

 また、経済摩擦とは何か?ということも考える必要があると思っています。

 現在のところ、「経済摩擦とは、国家間の経済的な利害対立から生じる問題のことであり、国際収支、とりわけ経常収支の不均衡が経済摩擦を生む大きな要因となっている。日本の場合、対米関係の経済摩擦では、以前は個別の品目をめぐる貿易摩擦が中心であったが、今日では、日本の社会制度、行政のあり方、国民の慣習などまでが対象となり、文化的摩擦となっている。」

 ということが、経済摩擦と言われているらしいです。

 これについては、一つの表現方法ではあると思いますが、経済物理学的な表現ではないと、私自身は感じています。

 では、経済物理学的な経済摩擦とは、どう言った事を指すのであろうか?ということについて、ここで、考えてみたいと思います。

 物理学では、摩擦という現象は、エネルギーを生み出す要因になっているが、摩擦により、エネルギーが生まれると言い換えることができると思います。

 摩擦とは、擦れ合うことに他ならないのですが、この擦れ合うという現象が、エネルギーを発現させる原因になりうるのです。

 経済とは、お金の流れのことですが、お金が流れる所にも、少なからず、摩擦が起きていることが考えられます。

 例えば、お金自体には、エネルギーがあると言われていますが、それは、本来、お金というのは、金と交換できるものです。そして、金(ゴールド)には、元々、価値というものが、存在しているのです。

 つまり、本来は、仕事量によって、価値は決まりますが、金(ゴールド)には、何もせずとも、価値が存在するのです。

 例えば、電子には、元々、エネルギーが備わっていますが、それと、全く同様のことであると言えると思います。

 つまり、価値というのは、エネルギーで表すこともできるのです。この場合のエネルギーとは、仕事のエネルギーであると考えていいと思います。

 そこで、経済というお金の流れについて考えてみると、お金が流れを持っている限り、何処かで必ず、摩擦という現象は、起きうると考えられるのです。

 例えば、お金が摩擦すると考えた時に、物理的な摩擦といえば、すり減ったり、汚れたりすることも考えられるし、また、お金の交換の過程で取られる手数料についても、摩擦と考えることもできます。

 つまり、元々あったはずの金額の、お金そのものの量も、摩擦によって、どんどん、すり減っていっていると言えます。

 そのように考えてみると、経済物理学で言う、経済摩擦とは、「お金自体の価値が下がること」を、経済摩擦というのが、ふさわしいと、私自身は考えるのです。

 例えば、金利の低下ですが、金利の低下とは、お金の増える速度が低下することですが、お金の価値が下がったことと、同様のことであろうと思います。

 そして、金利が下がると、お金自体の循環量が上がるため、これまでは、経済成長が起きやすいと考えられてきました。

 しかし、金利が下がることが、経済摩擦であると考えれば、お金が循環する過程でロスが生まれ、無駄なエネルギーを放出して、どんどん貧しくなっていっている状態であるということも、言えると思うのです。

 今の日本という国を、まじまじと見てみると、私には、それが全く持って、当てはまっていると思えてならないのです。





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