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デジタルマーケティングで成果を出すために基盤整理から進めた話

この記事は2022年M&Aクラウドアドベントカレンダーの11日目の記事です。
M&Aクラウド Advent Calendar 2022 - Adventar

こんにちは!M&Aクラウド デジタルマーケティングチームの丸山です。
M&Aクラウドには2022年3月にジョインしました。入社した時点ではマーケティング専任担当は居らず、私自身スタートアップでの仕事も初めてだったので、色々と手探りで仕事を進めていました。
今年のテーマは「2022年の振り返り」なので、入社前後を振り返りつつデジタルマーケティング領域をどのように伸ばしていったのかを振り返りたいと思います。

入社前

M&Aクラウドに入社する以前はヘルスケアテック企業のサービスで集客チームをマネジメントしており、登録ユーザーの最大化を担っていました。主にウェブ広告を使った集客がメインで、予算が業界内でもトップクラスに大きかったため、様々な施策を高頻度でトライアルしていました。
Think with Googleにも事例を2回掲載頂いており、楽しく仕事が出来ていました。

そんな状態なので転職するモチベーションは特に高かったわけではなく、良いお話があれば、というぐらいの考え方をしていましたが、カジュアル面談の機会があれば積極的にお話をさせて頂いていました。
理由は単純に様々な方とビジネスのお話をするのが楽しく、自分が知らない事を知るのが楽しかったためです。

ただしM&Aクラウドは「テクノロジーの力でM&Aに流通革命を」というミッションを掲げており、私自身テクノロジー志向が強めなので、面白そうな会社だなと思っていました。
そもそもデジタルマーケティングで施策を実施して、大きく改善を進めるにはサイトの改善やデータ連携等でエンジニアと連携をしながら改善していく事が必須になります。
そのため、カジュアル面談をする時はエンジニア組織がどういうものか、直近どのような開発業務を実施しているのか、データセットはどのようになっていて、どのように拡張していくのかといった点は全ての企業で伺っていました。

結果的に、CEOの及川さん、CTOの荒井さんとテクノロジーに対する取り組みについて突っ込んだ議論ができた事、開発メンバーがQiitaの記事やTech Blog記事を頻繁に出しており、エンジニアリングへの探求心の強さを感じた事から入社しました。
スタートアップは初めてでしたが特に不安なところは無く、得意な事で貢献し、チャレンジ出来る事は試行錯誤しながら進めていこうと考えていました。

入社後

入社して1日目から面白い環境だなと思った事がありました。
CTOの荒井さんとどのようなデータを構築していきたいか、という議論を早速しており、前職では比較的データが整理されていたところから、M&Aクラウドではそもそも無いものを構築していくという事が必要になるというのは面白く取り組める要素だと感じていました。

そして、当初のミッションはM&Aの売り手ユーザーと、資金調達を希望するユーザーの新規登録拡大だったため、大きく取り組んだ事としては次の2つがありました。

トラッキング基盤の構築
広告配信による登録数の最大化

トラッキング基盤の構築

入社後に最初に確認したデータは、どういったチャネルからの登録が多いのかでした。登録数の最大化を狙うに当たって、広告運用・サイトディレクション・SEO等で施策の優先度を策定するために確認が必要だったからです。
特に広告運用は、検索キーワードやバナークリエイティブ毎の登録状況を確認して費用をアロケーションしていく必要があるため、一刻も早く確認して広告運用にフィードバックしていく必要がありました。

しかしある程度の把握は出来るものの、正確に登録チャネルが取得出来ている状態では無かったので、トラッキング基盤の構築を急ぎました。

実装としては単純で、Google Analyticsのパラメータをベースに広告LPやメール、被リンクといった各URLにパラメータが設定可能なチャネル全てのパラメータ設計を行いました。
そして社内のデータベースにパラメータを格納する形でトラッキングを実施出来るよう要件定義を行い、実装を進めました。
エンジニアと二人三脚で密にコミュニケーションを実施し、入社して二週間程度で実装が完了したので、スタートアップのスピード感に感動しました!

トラッキングを適切に実施出来るようになった事で、広告の費用対効果が可視化出来たため、広告配信の最適化を進めました。

社内ハッカソンでエンジニア以外でもエンジニアリングに向き合う

広告配信による登録数の最大化

結果から先に書いてしまうと、2022年は爆発的に売り手・資金調達を目的とする方の登録数を伸ばす事が出来ました。
それが出来たのも、トラッキング基盤が構築出来た事で広告配信の最適化と拡大を進めやすくなったからです。
費用対効果が可視化出来ているのであれば、後は基本的な広告運用を地道に進めていけば良いので、アカウントの再設計、リーチの拡大、キーワードやクリエイティブのメンテナンス、LPテストといった事を進めました。

特に取り組みとして大きかったものは上の2つになりますが、その他にもCRM施策の運用フロー構築や、SEOの検討といった事を行い、デジタルマーケティングに関するものは一通りトライアルを進めているので、デジタルマーケティング領域で成長を加速させていきたいと思っています。

2023年はどうするか

来年は更なる飛躍をするため、M&Aや資金調達を必要とされる方に適切にM&Aクラウドの情報を伝えられるように、よりデータを充実させてマーケティングコミュニケーションの精緻化を図っていきたいと思っています。
M&Aクラウドや資金調達クラウド内の行動データに基づいたCRM施策も未だ改善の余地は大きいと思っていますし、可視化出来ていない領域も多いと感じているため、データによって色々なものを可視化し改善を進めていきたいです。

M&A、資金調達をするなら第一想起はM&Aクラウド、となる世界を作るために、マーケティング領域で出来る事は何でも実施していきたいと思います。
最後までお読み頂きありがとうございました!

M&Aクラウドではデータドリブンなマーケティングを推進したい方や、他の職種でも積極的に採用を行っているため、興味を持たれた方は是非ご応募ください!


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