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徒然

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観劇の感想、つぶやき、つらつらと思うことなど
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2019年8月の記事一覧

いたつき

※画像は、2019年8月22日岡崎藝術座『バルパライソの長い坂をくだる話』で配布された会場図 何を隠そう、学生時代は演劇部員だった。 中3で突然演劇部に入部した。中3と言えば受験生じゃないか、普通なら引退する時期じゃないか、中3から始めるってどういうことだよ。しかし、わたしはどうでもいいことに関しては異常に克明な記憶力が発揮される代わりに、重要なことほどスカッと忘れてしまうという歪な能力者であるので、そこらへんは端折る。 特に演劇部員でなくても、保育園幼稚園のお遊戯会に始ま

どくさい

良い独裁 悪い独裁 ちゃぶ台返しでいちどきにどかーんとひっくり返ったら それはそれは「あーすっきり」だけどそれも「誰かやってくれないかな」 半径1メートルしか認識しなくていいように それはそれは周到に教育されているからどうしたってさあ 「じゃどうすればいいんだ」「対案を出せ」 は?それを仕事にしてる人に仰れw お殿様が人格者ならラッキー 頭の上から降ってくる鶴のひと声「右向け右!」 いや右は一度で充分っしょ 何を言うか 信号のない道を渡るには 右を見て左を見てもう一度右を見る

赤い扉

小中学生の頃、わたしの周囲では『なかよし』派と『りぼん』派が熾烈な覇権争いを日々繰り広げはしていなかったが、分かれてはいた。『少女コミック』派『マーガレット』派もいたが少数派だったように記憶している。 わたしは『りぼん』派だった。「ときめきトゥナイト」がヴァンパイア風味の学園ラブコメからヒロイック・ファンタジーへと舵を切り始めていた。「有閑倶楽部」「お父さんは心配性」「いるかちゃんヨロシク」……ぎゃー!懐かしい!!のちに少数派というより斜に構えたナイーヴおねえさん好みであった