公売という言葉を聞いたことがあるでしょうか。
コウバイと読みます。
これは税務署による競売のようなものです。
滞納者が国税を滞納し、例えば不動産の差押えを受けます。
その後、その不動産を公売という手続により売却するのです。
公売の方法は入札によることが通常と思われます。
入札というのは一番高い金額で買い受けると申し出た人が買受人になるという手続のことです。
この公売ですが、滞納者のプライバシーに関わるとして秘密裏になされるものなのでしょうか?
そうではないです。
公売公告と言って、他の一般大衆に知らされることになります。
また、公売の通知がなされます。
公売のことを滞納者だけでなく、抵当権を有する者とか、賃借権を有する者、その他の権利を有する者に通知することになります。
これまで公売になっていることを知らなかったとかいう話を聞いたことがあるのですが、こういった関係者であれば手続上知らされることになりますので、通常知らなかったということはないということになります。
秘密裏に手続が進められることはないんです。
こう言ったことも知っていただければと思います。
今回はここまでとします。読んでいただきありがとうございました。