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藤沢のうなぎ蒲焼き はま吉~グルマン帝国10 in NO WAY TICKET@ひ録:わらの手
![](https://assets.st-note.com/img/1699247377621-y0z1zt6TNG.jpg?width=800)
生まれて初めてうなぎを食べたのが二十歳過ぎ。
大学の先輩が、新橋のうなぎ屋で奢ってくれた。
安いうなぎ屋だと言っていたが、確か千円。
現在に換算すれば、2.5倍か3.0倍だろうか。
値段はともかく、その柔らかさ、香ばしさ美味しさに、
世の中にはこんなに旨いものがあるのかと驚いた。
育った家は、そういうものにはとんと縁のない(要するに貧しかった)
家庭なので、帰宅しても、両親に初うなぎの事は言わなかった。
実際、就職してからも、日曜日に弁当屋のうなぎ弁当を、
たまに、本当にたまに買って食べるくらい。
それも三十歳を過ぎてから。
ちゃんとしたお店のちゃんとしたうなぎを食べたのは、
悲しいかな記憶にない。
神奈川県の藤沢に所用で出かけ、時間は例によってお昼時に。
検索したら、一番近い食事処にうなぎ蒲焼き
「はま吉(はまよし)」がヒット。
![](https://assets.st-note.com/img/1699475772272-HQMbvJTOun.png)
これは、何かの巡り合わせと思い、お店を目指した。
場所は、5分も掛からないところにあった。
店頭には、10人ほどが並んでいた。
結局、1時間ほど待って入店したが、テーブルは4人用が3卓。
と言っても大人4人が座るには狭い。
余裕を持って座るには、1卓ふたりで計6人が限度。
カウンターは4席だから、10人で満員。
さらに待って、ようやく期待の上うな重が運ばれてきた。
![](https://assets.st-note.com/img/1699247213587-mvnH9DIQP2.png)
時に大袈裟、誇大表現の多い、このnoteの書き手だが、
その時の感想を述べる。
抱腹絶倒、驚天動地、言語道断、天地無用。
笑ってしまうくらい美味しい。
天が落ち地が裂けるくらい美味しい。
言葉にならないほど美味しい。
天地無用は、おまけ。
つまり、四字熟語を四つ重ねれば、
勢いで説得力あるかなの愚策。
食べている時は、ただ「美味しい、美味しい」
とだけ言っていた連れ合いが、帰りがけに、
うなぎを焼いている親方?に言った。
「ここが一番美味しい!」
親方の喜ぶこと、喜ぶこと。
書き手と違い、良家の子女である連れ合いは、
いろいろな美味美食を知っているのであろう。
旨いのは分かるが、比較できる経験のない書き手である自分は、
こう言う評価の言葉が出せるのは、いつになるのだろうかと思った。
久しぶりに「はま吉」のHPを訪れてみたら、
今は夜の営業はしていないそうだ。
また、予約も必至になっていた。
当時のスマホ写真を探したが、見つける事が出来なかった。
5年ほど前に、スマホが熱暴走でダウンしている。
その中に入っていたのだろう。
「たまにはウナギも食べたいぞ」
最近京都の方で、そう叫んだ人たちがいたらしい。
「たまに」を検索したら、一ヵ月とか三ヵ月とか、
期間が一定しない。具体的な間隔はない、と言う意見もある。
人によって違う。違いすぎる。
少なくとも我が家の「たまに」は5年に1回くらいだ。
6年に1回になるかも知れないが。
(゚´Д`゚)。
以上「藤沢のうなぎ蒲焼き はま吉」
![](https://assets.st-note.com/img/1700793451353-P8BoSuulPG.jpg?width=800)
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