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すず先生の鑑定(2023年11月)の振り返り②~逆進行図+逆ソラリタ図

皆さま、こんにちは。

自分を知り、宇宙からの応援を受けて、自分の人生の波に乗って、夢をかなえていく、占星コンサルタントの齊藤寛子です。


先日のすず先生の鑑定の振り返りに引き続き、第2弾です。
今回は逆進行図と逆ソラリタ図(ソーラーリターン図/太陽回帰図)からアドバイス頂いた内容をまとめています。


なお、鑑定の翌週にこちらの講座にも参加させて頂きましたので、講座で学んだ内容を補足してまとめていきたいと思います。




1.逆進行・逆リターンとは?

(1)逆進行とは?

逆進行とは、生まれた日時から今まで生きてきた分の日時を過去にさかのぼる手法のことで、セカンダリープログレッションや1度1年法、ソーラーアーク法などあらゆる進行法に適用されます。

セカンダリープログレッションは生まれてから20日後の天体配置で20歳の運勢を見ていきますが、逆進行の場合は、生まれる20日前の天体配置で20歳のもう一人の自分、隠されたテーマを見ていきます。

植物に喩えると、上の方にどんどん葉っぱを伸ばしていくのが通常のプログレスですが、根っこを伸ばして土壌から栄養を吸収していくのが逆進行図ということになります。


(2)逆リターン(回帰)とは?

逆リターン(回帰)とは、ソーラーリターン(ソラリタ/太陽回帰)、ルナリターン(ルナリタ/月回帰)などの回帰図を過去に遡って見る手法で、例えば40年前のソラリタで40歳の運勢を見ます。

こちらも逆進行同様に、意識しづらい内面的な裏側のテーマや動機を知るのに役立ちます。



なお、逆進行図や逆リターン図を単独で読むことはなく、出生図や通常の進行図・ソラリタ図との対比の中で、鏡合わせのように両者を比較することで、表面的には現れてこない、隠れた動機やテーマを読み解いていくことになります。



2.逆進行図

ASTRO.COMでは、知りたい年齢の日数分だけ生年月日から遡った年月日を計算し、その日のチャートを出すことで、逆進行のタイミングの天体配置を知ることができます。

例えば、48歳の逆進行図を出す場合、誕生日の7/25から48日を引いた6/7の逆進行のデータを出力すればよいということになります。

より正確には、鑑定を受けたのが誕生日から4ヶ月程経過しているので、24時間×4/12=8時間分だけ出生時間を早い時間に調整して出力すると、逆進行図の月の位置もより精度が上がります。

逆進行図(48歳)_2023年11月


三重円(黒:出生図、緑:セカンダリープログレッション、赤:トランジット)


(1)月相

通常の進行図(P)では、P太陽が乙女座18度台、P月が射手座5度台にあるので、月相は77度/360度、7相/28相で、P三日月を過ぎて、P上弦の月に向かう過程にありますので、不安と戦いながらも土台固めをする時期です。

一方、逆進行図(CP)では、CP太陽が双子座15度台、CP月が牡牛座9度台にあるので、月相は36度/360度、3相/28相で、P新月を過ぎて、P三日月に向かう過程にありますので、新たな30年サイクルがスタートしたばかりで、何か新しいことをしたいという気持ちが高まっている時期です。


CP新月が起こったのは、2020年12月頃で、私が占星術を仕事に取り入れたり、FBオンラインサロン「黄龍SALON」をスタートした頃でした。
通常の三重円でもそれを始めるきっかけは色々読み解けたはずですが、裏の動機としても、私を動かすものがあったことを知って、納得でした。


また、CP新月が起こったのは双子座18度台なので、サビアンで見ると、+1度して、双子座19度「大きな古典書物」

✓噂や憶測程度のものではなく、明確な情報を重視し、自分もそれを大事に発信する
✓普遍的な叡智や知識に興味を抱き、学ぶ
✓情報の信頼性を上げて、現実に活かす


私がブログで自分の出来事で検証するのも、どんなに著名な先生が本に書いていることでも、自分が実際に体験したことではないと実感できないこともあり、自分の体験から一つ一つデータを積み上げていくことが欠かせないと思っているような所があります。


なお、P新月は2018年3月に起こっているのですが、CP新月とは約3年の時差なので、外面的な部分と内面的な部分でそれほど乖離や葛藤がないのかな、と思います。



(2)天体のサインイングレス

通常のプログレスでも、サインが切り替わるタイミングは重要ですが、逆進行でもCP太陽なら30年に1回、CP月なら2年半に1回、サインが切り替わるタイミングは内面的なキャラクターが変わる、重要な時期となってきます。

私の場合、CP金星が現在、獅子座0度台にあり、後数ヶ月で蟹座に切り替わります。
高1の頃からCP金星が獅子座にあり、内面的には自分を表現していくことに喜びを感じていたのが、これからは安心できる仲間との共感に喜びを感じる形にシフトしていくようです。


(3)ハウスの切り替わり

サインの切り替わり同様、CP天体のハウス移動もめったに起こらない分、そのタイミングが重要になってきます。

私の場合、CP月が現在、牡牛座9度台にあります。
出生図のDSCが牡牛座12度台のため、3ヶ月ほど前にCP月がDSCを超えて、7ハウスから6ハウスに入ったことになります。

ちょうどこの頃、T牡牛座♉/木星(T:トランジット)がDSCを超えて、6ハウスから7ハウスに入っていますが、T木星と交代するように滞在ハウスを入れ替えたのも興味深い所です。

CP月としては、これまで約2年半、周囲からの要求に応えながらやってきたので、これからはそれを均一化して提供できるように仕組みを作っていくようなときなのかもしれません。



(4)順行・逆行・留

トランジットでも、逆行期間は物事が進みづらいものの、内省する期間として大事なタイミングになりますが、進行図でも逆進行でも同様に人生における重要な時期となります。

私の場合、出生図ではN射手座♐/海王星しか逆行天体がないのですが、現在の逆進行図では水星、天王星、海王星、冥王星の4天体が逆行中です。
トランスサタニアンは1年の半分は逆行している天体なのであまり意識しなくてよいと思いますが、CP双子座♊/水星の逆行は気になります。

いま、断捨離を進めていて、これまでためてきた紙の資料やノートをPDF化することに励んでいるのですが、それによって過去の自分が考えていたことに触れる機会を得ているのも、CP水星の逆行が関係しているのかもしれません。



(5)アングルとのコンタクト

ASC-DSC軸、IC-MC軸は現実的に物事が起こりやすいポイントとなりますので、CP天体がアングルを通過する場合も重要です。

上述のように、CP牡牛座♉/月が3ヶ月ほど前に出生図のDSCに乗っかりました。
通常の三重円で大きな変化の時を迎えていることも影響しているとは思いますが、これまでの人間関係も大きく切り替わっていくんだろうな、という予感はしています。



(6)太陽や月のサイン

表面的に見える、現在の自分の方向性を示すのがP太陽のサイン、現在の興味・関心事を示すのがP月のサインですが、その裏側では、CP太陽のサインとCP月のサインが意図を操っていると言えるのかと思います。

私の場合、P太陽が乙女座18度台、CP太陽が双子座15度台で、スクエア(90度)の関係にあります。
太陽は逆行もせず、1年で約1度進むので、N獅子座♌/太陽を中心に進んでいくと、ある一定の年齢でセクスタイルになったり、スクエアになるのは全員に共通している訳ですが、私の場合は、どちらも柔軟宮で、水星をルーラーに持っているのが特徴的です。
とにかく知的好奇心に任せて、あらゆる情報を収集しようとする双子座と、その情報を使える形に分析・整理していく乙女座が葛藤を抱えながらも、より精度の高いものに近づけるよう努力しているのだと思います。
占星術の学びも誰か一人先生を決めて、その先生から集中して学ぶ方法もあるのでしょうが、私は色んな先生の様々な価値観に触れることで自分の視野を広げているような所があり、これはP太陽とCP太陽の関係性から来ているのかな、と思いました。


なお、逆進行図とは直接関係ありませんが、今年の年齢ハーモニクスでは、このCPの双子座♊/太陽辺りに、発芽天体が集中しており、双子座の真ん中あたりがやけに強調されているのも偶然ではないのかもしれません。

年齢ハーモ(NH48)


さらに、P月は射手座5度台、CP月は牡牛座9度台で、メジャーなアスペクトは出来ていません。
まだ見ぬ遠くの地へ飛んでいきたい射手座と、いつもの慣れた場所でのんびり過ごしたい牡牛座とでは、真逆な所がありますが、射手座♐/月が暴走して疲れ果てないように、裏側で牡牛座♉/月がブレーキをかけてくれているのかもしれません。
また、射手座は形而上的なものを扱うため、地に足つかない所が出てきますが、自分の体感覚や経験を重視する牡牛座の要素を取り入れることで、机上の空論にならないようにカバーしてくれている所もあるのかと思います。


※年齢ハーモニクスについては、こちらの記事もぜひご参照ください。


(7)N天体との正確なアスペクト

通常の進行図のP天体がN天体とアスペクトを取るときは、N天体に光が当たるときですが、CP天体も裏側からN天体に光を当てているときとなります。

私の場合、CP金星が獅子座0度台にあり、N獅子座♌/太陽とコンジャンクション(0度)となっています。
一旦、山羊座に戻ってしまいましたが、T冥王星がN太陽のオポジション(180度)にあり、表向きには太陽が象徴する人生目的や仕事に関して破壊と再生が起ころうとしている所ですが、その裏側ではCP金星が絡んでいるので、パートナーシップ等の対人関係もテーマになっているようです。


また、CP双子座♊/太陽とCP牡羊座♈/木星とがN獅子座♌/MCとアスペクトを取り、火と風の小三角形を形成しています。
双子座♊/太陽なので、発信やコミュニケーションが裏のテーマとしてあり、さらに8ハウスにあるので、濃いこと・深いことを扱おうとしています。
自分で自覚するのは難しいですが、そんな風に裏側に動機付けられた発信が目に見える形で私の社会的看板や評価に影響を与えているということなのかと思います。



3.逆ソラリタ図

ASTRO.COMでは、知りたい年齢の年数分だけ誕生年から遡った年数でソラリタ図を出力することで、逆ソラリタ図を確認することができます。

逆ソラリタ図(48歳)
二重円(内側:出生図、外側:逆ソラリタ図)
2023年ソラリタ図


(1)逆ソラリタ図(CSR図)のASC

CSR図のASCは牡羊座にありますから、裏側では、情熱的になって行動力が増したり、パイオニアとして新しいことに取り組もうとしていることが伺えます。

CSR図のASCが出生図のASCとスクエア(90度)になるときは大きな変化が目前に迫っているため、適応が難しくなる可能性がありますが、私の場合はN蠍座♏/ASCとCSR図の牡羊座♈/ASCはインコンジャンクト(150度)なので、該当しません。

また、アングル交換しているときも重要な時期になりますが、こちらも該当ありません。

さらに、出生図のMCサインがCSR図のASCサインと同じときは、公で注目される時期になりますが、私の出生図のMCは獅子座なので、これも該当しません。



(2)CSR図のASCにコンジャンクションする出生天体又は最初に上昇する出生天体がやがて起こる出来事の種類を表す

私のCSR図のASCは牡羊座9度台なので、これにコンジャンクションする天体はありません。
最初に上昇する出生天体は牡羊座24度台にある木星となりますから、幸運を感じ感謝するような出来事が起こりそうです。
度数が近いほど出来事が早く起こる可能性が高くなりますが、同じサインで15度くらいなので、時期としては早い方なのかもしれません。

なお、CSR図のASC付近に牡羊座♈/木星もあり、二重で象意が強調されているようです。



(3)CSR図のアスペクト

①CSR牡羊座♈/木星&天王星(12ハウス)×CSR獅子座♌/太陽(5ハウス)120度

木星&天王星は新しく発展的なものを求めたり、変化することで幸運を得たり、強いオリジナリティを発揮する組み合わせです。

これが人生の方向性を表す太陽に対して、裏側から影響を与えているので、「何かを変えていきたい」「オリジナリティを発揮したい」と変化への行動を促そうとしていることが分かります。

CSRの太陽は5ハウスにあるので、創造性・趣味・子供・投機・自己表現・恋愛といった5ハウスのテーマで何か冒険をしていくことになりそうです。

なお、もともと、N牡羊座♈/木星×N天秤座♎/天王星180度のアスペクトを持っており、2023年4月の牡羊座日食や2023年10月の天秤座日食はこの木星-天王星ラインの上で起こりました。

また、2023年のソラリタ図ではまだ少し距離がありますが、2024年4月には牡牛座♉/木星&牡牛座♉/天王星の合がN獅子座♌/MCに対してスクエア(90度)のアスペクトを取ってくることからも、木星&天王星の象意は何重にも強調されており、変化には乗っていった方がよいのだろうな、と思っています。


②CSR双子座♊/月(3ハウス)×CSR双子座♊/ドラゴンヘッド(3ハウス)0度

月×ノードの組み合わせなので、一般の人・女性とのつながりができやすいときです。
出生図では8ハウスに入るため、濃い繋がりとなりそうです。
また、ノードはお役目となって現れることがあるので、お世話係・母親役みたいな役割も出てきそうです。


③CSR蟹座♋/冥王星(4ハウス)×N牡牛座♉/火星(7ハウス)60度

冥王星と火星の組み合わせなので、徹夜で一気に仕事を終わらせるような、何かに集中して頑張るようなときになりそうです。
自分で出ると、馬車馬のように働くことになりますが、7ハウスの火星ということもあり、火星×冥王星のアスペクトを持つ人、そのような人がやってくる可能性もあります。


④CSR射手座♐/土星(8ハウス)×N蠍座♏/ドラゴンヘッド(1ハウス)0度

ノードはご縁の入り口、土星は時を司る天体ということもあり、長続きするご縁が生まれやすいときです。
土星は責任の星でもあるので、何か責任を負うような関係性とも考えられます。


⑤CSR獅子座♌/海王星(5ハウス)×P獅子座♌/金星(10ハウス)0度

もともと、N乙女座♍/金星×N射手座♐/海王星90度のアスペクトを持っていて、CSRでも同じ天体のアスペクトが出来上がっていることもあり、ロマンチックなことが起こりやすい年になりそうです。



逆進行図や逆ソラリタ図に関しては、どこまで効くのかに関して否定的な見解もありますが、そこに意識を向けることで、その影響を感じられるようになるとのことですので、意識して過ごしてみたいと思います。


最後までお読み下さいまして、ありがとうございます♥

逆進行図や逆ソラリタ図を読む参考にして頂ければ幸いです。

逆進行図、逆ソラリタ図は今後、過去のものも検証していけたらと思います。



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