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【何かに流されることなく、自分の信じることに真摯に向き合う】獅子座下弦の月_20231105

皆さま、こんにちは。

自分を知り、宇宙からの応援を受けて、自分の人生の波に乗って、夢をかなえていく、占星コンサルタントの齊藤寛子です。


11/517:37獅子座下弦の月を迎えます。

テーマは「何かに流されることなく、自分の信じることに真摯に向き合う」です。




1.牡牛座満月(月食)からの振返り

牡牛座満月(月食)(2023/10/29)から1週間が経過しました。

牡牛座‐蠍座ラインでの最後の食とあって、10天体中6天体が牡牛座-蠍座ラインに大集合する見事な天体配置を作り、最後の力を振り絞って、梃子でも動かなかったものを変えていくことになった方も、牡牛座♉/ドラゴンヘッドの期間において、牡牛座のテーマにしっかり取り組んできた大きな成果を享受した方も多いのではないかと思います。


月相のサイクル

トランジットの月は約1ヶ月かけてホロスコープを1周しますが、今回は4分の3を経過した、下弦の月のタイミングになりますので、牡牛座満月(月食)で一度形になったことを見直し、不要なものを手放しするタイミングです。


食シーズンとあって、影響も通常の1ヶ月の月相サイクルには収まらず、半年先の春分までとなりますが、それだけに、この獅子座の下弦の月で、2回の食からの気付きを無駄にすることなく、これまで自分がやってきたことを振り返り、見直しをしっかり行うことで、次の春分までの5ヶ月間をより有意義に過ごすきっかけにできたらと思います。


  • 新月:心の中にある願望を意識化する

  • 新月期間:新月の目標に向かい、一直線で実行する

  • 上弦の月:決断を下し、行動に移す

  • 上弦の月期間:新月の目標に向けて軌道修正し、完成を目指す

  • 満月:物事が完成し、結実する

  • 満月期間:客観的な視点で、完成後の見直しを行う

  • 下弦の月:不要なものを見直し、手放す

  • 下弦の月期間:内省し、社会のために貢献する


2.2023年獅子座下弦の月図

下弦の月図

2023年獅子座下弦の月図


蠍座♏/太陽(6ハウス)は蠍座♏/火星と重なり、獅子座♌/月(4ハウス)とスクエア(90度)の緊張関係にあり、牡牛座♉/木星(12ハウス)と合わせて、不動宮のTスクエアが出来上がっています。


太陽が目的、月が手段と考えると、

蠍座♏/太陽は、「これ」というものを見つけ、全身全霊をかけてそれに取り組むことで、自己を表現し、自己存在を確立する生き方を目指します。

一方、獅子座♌/月は、個性や本質を表現し、楽しく愛や喜びに満ちて生きる選択をすることで、太陽の目的を達成しようとします。


熱の種類は違えども、どちらも情熱的なサインであることは共通しています。


蠍座は、強く惹かれたものに情熱を呼び覚まされ、その対象となるものや人と一体化することで、力や富やエネルギーを得ようとしますが、警戒心が強く、変化を嫌うことから、その対象に対して、最初はものすごい抵抗感や嫌悪感を感じることも多く、「近づきたいけど、怖い」「怖いけど、見たい、知りたい」という葛藤を乗り越える勇気を求められます。

そんな抵抗感や恐怖を乗り越えて一体化したものであれば、そう簡単に手放すはずもなく、トコトンその対象と向き合うことで、自己を変容させていきます。


一方、獅子座は自分の内側からあふれ出る、喜びや楽しさに従い、その喜びや楽しみを多くの人と分かち合うことで、自然に多くの人から脚光を浴びたり、存在が認められ、望む地位や役割を手にすることができますが、「人に認められなくてはいけない」「愛されなくてはいけない」という恐れに苛まれてしまうと、自分に依存する人だけを引き寄せてしまい、裸の王様になってしまう恐れがあります。


しかし、それではいつも自分に自信が持てず、自分の人生を楽しむことはできません。どんなに粗削りで、進化や成長の過程にあったとしても、ありのままの自分を認めて、真実の自分を表現し続けてこそ、その姿に胸を打たれる人が周りに集まってきて、愛や喜びあふれる人生をクリエイトすることができるはずです。


蠍座も獅子座も、心に嘘はつけないからこそ、自分の情熱がほとばしることにトコトン向き合うことで、何にも代えがたい自分を表現していくことができますし、それによって、自然と牡牛座♉/木星の豊かさという恩恵も享受できるのだと思います。


サビアンシンボル

さて、今回の獅子座下弦の月のサビアンシンボルを見てみると・・・

💎蠍座♏/太陽は蠍座13度「実験をしている発明家」

❤人と人を引き合わせてさらに大きなものを生み出す
❤利益を得るために、様々な作戦を練る
❤賢く物事を進める

💎獅子座♌/月は獅子座13度「揺れている年を取った船長」

❤オリジナリティに溢れた独自の創造性を堂々と表現する
❤内から湧き上がるものを、音楽や絵や文章など目に見える形で創造する
❤そこにいるだけでたくさんの人が寄ってくるようなオーラを放つ


13度と言えば、カリスマ度数ですが、どちらのサビアンシンボルからも感じ取れるのは「心の余裕」。

何かに流されることなく、自分の信じることのために、ただただ目の前のことに素直に向き合う。

派手さはなくても、そういう真摯な姿に周囲の人も磁石のように惹きつけられてしまうのだと思います。


植物の種が舞い降りた場所に、何の不満を述べることもなく、ただただ自分のありのままの姿で芽を出し、花を咲かせて、私たちを魅了して楽しませてくれるように、私たちも何かに流されることなく、自分の信じることに真摯に向き合い、生まれ持った種でキレイな花を咲かせていきましょう🌸



3.オラクルカードからのメッセージ

今回の獅子座下弦の月のメッセージとして、出てきたカードはこちら↓


PERSPECTIVE
None of this matters. Zoom out. Common ground.

大局観
それが問題ではありません。ズームアウトしてください。共通点があるはずです。

天秤座日食の頃、すごく腹の立つことがあって、しばらく怒りがおさまらなかったのですが、ジオセントリックの主観的な視点からヘリオセントリックの客観的な視点にシフトすることで、その出来事の意味も理解できました。

私の中でもう変えなくてはいけないと分かっていたことで、どうしてもその勇気が出ず、決めかねていたこと。

「もう変えよう」と腹を括った途端、腹を立てていた相手から謝罪がありました。


私たちの人生は、必ず良い方向に向かっていて、一見ネガティブに見えることにも、大事な意味があります。
時には、大きな舞台の舞台監督になった気分で、自分をも俯瞰して見る癖を付けられると良いのかな、と思います。


それでは、素敵な下弦の月をお迎えください♡



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