懐古趣味が止まらないっ！

オタクの趣味としては1990年代に生きていそうな今日この頃。
何も自分だけではなく世間一般が懐古的になっていそうな気もする。アニメのリメイクだってそうだし周年記念で新グッズが出たりね。その頃のオタクが一番経済的に豊かになっていて痩せた畑から収穫するよりも肥沃な畑から収穫した方が儲けられるっていう大人の事情もありそう！

でも私が見た限りアニメのリメイクってな～んかつまらない。
絵は綺麗になっているしエフェクトだって豪華だし、より原作に忠実になってはいるんだけど、キャラクターの動きがつまらない！何もうねうね枚数重ねて滑らかに動けって話ではなくて、コメディカルな動きが少なくなったなぁって。オーバーリアクションとか大胆なデフォルメとか、昭和の人間にだけ通じるパロディとかね！なんか昔のアニメって全力でバカやるぜって気概を感じて好きなんだなぁ。まぁ当然こういうノリの古さが嫌いな人もいるけどね！

あと単純にアニメとしての構成がうまかったり、アニメオリジナルだとしても物語が頭にスンっと入って来やすかったりする。多分あれやこれやのノルマとかないんだろうなって。漫画ではできないことをやるのがアニメだから「こうやったらもっと伝わりやすいな」でアレンジ加えていたりね。今は改変が極端に嫌われるけど、せっかくのアニメなんだから自由にやるぜって伸び伸びしてて気持ちいい。結果的に原作とは別の物が出来あがるけど、それでも面白かったりする。仙界伝とか世間で酷評されてるけど名作だと思うね。

っていうか皆がアレがダメって言ったら本当にダメという風になっちゃう世の中が怖い！！「わたしはアレ好きだけどね」が通用しないの。とりあえず皆が酷評してるから酷評したろみたいな。そうなるとダメなパターンがおのずと出来上がっていっていつの間にかタブーになっちゃったり。昔はよくいたアニオリキャラとかいなくなっちゃったよね。アニメ自体がキャラのグッズ展開ありきになったからとにかくノルマでキャラが出てくる感じ。

いやぁ昔のアニメの大きなお目々、瞳を占めるハイライト、突き出たほっぺ、線の太い作画、テカテカの塗り大好きだなぁ……

でもこういう好きも誰かが古いと言うとだんだんと廃れてきてしまう…
それは二次創作における流行り廃りにも言えることかもしれない