界隈激震!朔太郎女体化事件

文アル界隈にいると定期的に出てくるのが検索避けの話。

検索避けがなんのためにあるのかを考えれば、妄想ツイートやエロイラストが一般人の目につかない配慮でもあり、検索避けをしないことで起きうるトラブルの回避でもあり、さらには誹謗中傷を行う場合の免罪符としても使われる。

しかし逆に検索避けをされると困る情報もある。
例えば実在の人物について話す時、公式の情報について話したい時、宣伝をしたい時など逆に人に見せたい時だ。

昔はすべてにおいて検索避けをしていたが、それでは困るという場面も出てきた。それは博物館や記念館などの公共施設による特別展、地方自治体によるイベント、新刊の発売日など、もっと盛り上がって欲しいという局面で検索避けをすることでファンによる体験が拡散されないことだ。

そういうこともあってその場その場で検索避けをするかしないかをファンで判断する、というのが今ではオーソドックスなやり方になった。いわゆるTPOを守るというやつ。

しかし検索避けが決して万能ではないことだけも伝えておきたい。
昔は「i」や「l」を挟んで検索避け、今は絵文字を使って検索避けをしていたりするが、検索機能の仕様変更により効果がなくなったり、あるいは同じ絵文字を使用するキャラが被ることによって却ってノイズになったりするのだ。

例えば🐯の絵文字で検索するとする。中には熱心な阪神タイガースファンも出てくればトランプ大統領支持者のアカウントも出てくる。それに混じって腐女子のファンアートも混ざっているというカオス状態……いったいどれだけ🐯を冠するキャラクターがいるんだ!

自分達の界隈のルールではそれが通用したとしても、合理的であるかどうかは別で鍵垢以上に万能はものはない。しかし人に見られたい一方で、見る人は選びたいのが腐女子であり、外部ツールを用いてワンクッションというのが通例である。

そんな風にやってきたところでまた検索避けの話が出てきた。何度目だナウシカ。

 しかし今回は事情が違うらしい。

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