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白い紙

小学1年生の時「白い紙」という宿題があった。

先生に「白い紙をください」というと、A4の横長の白い紙をくれる。白い紙には、左上に動物のかわいいスタンプが押してあり、その下にはその学期中の自身の通算枚数をぺんてるの太字の青ペンで書いてあった。

その紙には、自分の好奇心の赴くままに、絵でも、漢字練習でも、草花観察記でも、算数の計算でも、住んでいる地名の由来を調べるでも、読書感想でも、何でも好きなことを書いて良かった。白い紙は毎日提出しなくて良かったし、好きな時にやれば良かったのに、毎日気づいたことや興味を持ったことを1枚の紙の中にまとめるのが好きで、毎日何かしら提出したのを覚えている。白い紙は、お教室の後ろに貼り出され、お友達のを見ることができたのも楽しかった。

noteを始めるに当たって、「白い紙」を思い出した。先生は元気にしているだろうか。



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