列車へいいね『続・DD200の不思議なルート』
新鶴見機関区から浜川崎に向かうディーゼル機関車のDD200が、不思議なルートで移動しているらしい…。その実態をこの目で目撃したい私でした。というお話の続編です。
よろしければ是非前編からどうぞ↓
ということで、
①の場所で寒々しく行ったり来たりしていたところ、突如
おぉぉぉぉー!
いつも通りの音を響かせてタンク車のタキが通過!思わず声に出して『タキィーッ!』と言ってしまいました。
本当にここを貨物が通るのです。それまでの寒さと不安が一気に消え去りました。テンション上がるわー。右サイドから左方向に行くということは、根岸とかからどこかへ石油が届けられるってことかねーと脳内に地図を立ち上げていると向こう側でチラッとライトが近づいてきました。今度は何が来る?
おぉぉ!サンダーさんだ(なんつって!)
なるほど、私が求めている貨物たちは高架上ではなく手前の方を走るんだな。てことはDDも手前側か。でもDDが実際こっちに来るかどうかはまた別問題だよな、やっぱり本当はまっすぐ浜川崎行くのかもしれないしなぁ、などと考えながら時刻は10:30になりました。DDが新鶴見の割畑信号を出るのが10:28、もしもこちら側に来るならそろそろだ。と左側に大注目していると、
キーターーッ!!!
DDが本当にやって来ました。慌ててスマホを掲げます。画面の中をDDがぷぃ〜んと通過していきます。それを見ながら『なんでここ通ってるのよ〜』と心の中で盛大にツッコミを入れました。周りに誰もいなかったことも手伝って、DDが本当にこっそりとどこか楽しいところにルンルンで寄り道して行っているようにしか見えなくて、去った後思わず一人で笑ってしまいました。まさにみーちゃったみーちゃった!です。
それにしてもウロウロしたりタキィ!と奇声をあげたりニヤニヤ笑ったり、ご近所の方はさぞかし不気味だったと思います。ごめんね、ご近所さん。
さて、DDが本当にこっち側にやってきたのを見たので、今度はちゃんと寄り道から行くべきところに戻るかを確認しなくてはなりません。なんてしつこい私でしょう。まずグリル来来に向かって一礼をし、サクサクと②のポイントへ。
途中、餃子・ラーメン梅三容と書いた幌看板の店舗がありましたが、グリル来来ように閉めてしまっているようだったのでちょっと悲しい気持ちになりながら通過。しかし②のポイントの手前にめちゃくちゃカッコいい酒屋あり!
ビシビシ感じますね。シビれるカッコよさです。
さて、②では陸橋上から狙うことにしました。なにしろどの線路を通るかわかりませんからね。
階段を上がります。
向こうからこっちに来るはず。地図からすればおそらく左側の線路で、そして浜川崎に11:12着予定だから、どうなんだ?11時過ぎくらいだろうか…
と、いろいろ予測を立てつつ待ち構えます。寒いよぅ!すると、カーンカーンカーンと遮断機の音と共に遠く遠くにライトが2つジワジワと近づいてきました。来た?来たの?来たんですかー?
キーターーー!!!!!
さきほど①の場所をルンルンで走り抜けていったDDが、ちゃんと戻ってきました!なんとなく急いで戻って来ているように見えます。DD急げ!寄り道してる場合じゃないぞー!と心の中でツッコミを入れつつ、八丁畷の手前のカーブへと消えてゆくまでバッチリ見届けたのでした。
その時の様子を動画にまとめたので是非見てみて!
いや〜安善担当のDD謎太郎、いい味出してるなぁ!
私の私による私のための計画、大成功です。
と、大満足で陸橋を降り、再びカッコいい酒屋を眺めてからもう一度①の場所に戻ってみようとすると、なんと
閉めてしまっていると勝手に思い込んでいた『梅三容』が開いているではありませんか!しかも女将さんが暖簾を出すところという、ちょうど開店のナイスな瞬間を目の当たりにしてしまいました。おぉぉぉ!もうそのまますぃーっと入ってしまいそうだったけれど、次があったので泣く泣く退散です。えーん。これは絶対に来なくては。
なんだかいろいろ充実の午前中だったなー
列車は、いいね!
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2023.5.28(sun)ヒロコフォンビールタイムvol.23@立川ジェシージェイムス
新演目絶賛制作中!どうぞお楽しみに♪
start 14:00 with羽立光孝(ウッドベース)
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