二葉にて
学芸大学駅前の町中華『二葉』。いつも行列なのでなかなか入れないのですが、今月の私の二葉運は本当にいい！先日またしても行列がない瞬間に遭遇しました。おぉ！しかも暖簾をちょこっとめくって中をのぞいてみると席が半分くらい空いているではありませんか。おもむろにガラガラガラ〜ッと引き戸を開け、吸い込まれるように入店しましたよ。私のお気に入りの『パニックジオラマボックス席』も空いていたので迷わずその席へ。
さて、入店するとこんな感じです。
私：着席
二葉姐御：『いらっしゃいませ〜』お冷やを置く
私：速やかに『炒飯お願いします』
二葉姐御：『はーい』すぐに調理場に向かって『チャーハーン！！』
私：お冷やを飲みながらミヤネ屋をぼんやり見る
（脚本『二葉にて』冒頭より）
この小気味いいやり取りがとても好きなんです。ということで、ミヤネ屋をぼんやり見ていると
ガラガラガラ〜ッ
二葉姐御：『いらっしゃいませー！』
ガラガラガラ〜ッ
二葉姐御：『いらっしゃいませー！どうぞー！』
ガラガラガラ〜ッ
二葉姐御：『いらっしゃいませー！どうぞー！』
客：『ラーメンと半炒飯』
二葉姐御：調理場に向かって『ハンチャンラーメーンッ！！』
二葉姐御：『いらっしゃいませー！お座敷ですけどいいですか？』
ガラガラガラ〜ッ
客：店内を見渡し『・・・』
二葉姐御：『すいませーん！今満席なんでー』
（脚本『二葉にて』シーン2より）
という光景が目の前で繰り広げられ、一瞬にして満席になるのです。この様子を見るのも大好き。さすが二葉です。しかもパニックジオラマ席からは入り口の様子がよく見えるのでなおいいわけです。
そして私はというと、やってきた炒飯を食べながら、一人ホールを切り盛りする二葉姐御の仕事にそっと耳を傾けます。私の中でこれはもはや食べるのとセットになっています。見るのは目の前の料理とテレビのミヤネ屋、聞くのは姐御の声です。
先日私が炒飯を食べている間はこんな感じでした。
二葉姐御：『ニラレバ定食ー！肉炒め定食ー！』
二葉姐御：『オムライスー！五目ソバー！ハンチャーン！』中瓶3本用意しつつ
二葉姐御：『唐揚げー！半ライスー！餃子ー！』
二葉姐御：『冷やし中華ー！ハンチャーン！冷やし中華都合２ー！！』
二葉姐御：『酢豚定食ー！オムライスー！』
二葉姐御：『オムライスー！チャーハーン！餃子ー！野菜スープ！』
二葉姐御：『オムライス都合３ー！』
二葉姐御：『ニラレバ単品ー！卵チャーハーン！』
（脚本『二葉にて』シーン３より）
店内に響き渡る姐の声。これがめちゃくちゃいいのですよ。これを聞きながら食べるのがこれまたいい！
そして心の中で私はこっそりと二葉ゲームをスタートします。二葉ゲームとは、例えばメニューが2つ3つと重なった時に姐御が言う『都合２ー！都合３ー！』（合計数を調理場に伝達するため）を心の中で私もやる、というゲームです。誰かが何かを頼むのを逃さず聞き、例えばタンメンを頼んだとしたら『タンメーン！都合３ー！』と心の中で叫ぶのです。この数字部分が合っていればポイント。そして叫ぶタイミングも姐御にぴったり合わせられたらポイント加算です。これがかなり難しい！注文の品を覚えているだけでも大変なのにその合間でお会計も入り込むしで、なかなかポイントはゲットできないのですよ。姐御おそるべし！
そして、
私 『ごちそうさまでした』
姐御『ありがとうございまーす』
ガラガラガラ〜
姐御『ありがとうございまーす！』
（脚本『二葉にて』エンディング1より）
と暖簾を出ると、外の列の先頭の人が私と入れ替わりにサッと中に入り、
姐御『いらっしゃませー！』そして間髪入れずに『ハンチャンラーメーン！』
（脚本『二葉にて』エンディング2より）
と、さっき私と入れ替えで入った人は外で待っている間ラーメンと半チャーハンって決めてたんだな
と、店の外に聞こえてくる姐御の声てそれを確認してから、ゆっくりと帰るのです。
にぎやかで静かな時間！
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ふらりとどうぞ！
2023.10.1(Sun)飛佐太の部屋@国分寺giee
ギターシンガーの飛佐太さんのライブに参加します。
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私は演目『フルーツパーラたなか』をやりますヨ！ヒロコフォンは20時頃出演予定です。
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そして今年のしめくくりライブ！すでにご予約いただいている皆様ありがとうございます！
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ウッドベースとともにお届けするビールタイムです！
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