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不登校・ひきこもりの解決

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中3のある日突然不登校になった娘、宗教2世のアダルトチルドレンとして育った私、鬱病で働けない夫。娘が10代で統合失調症を発症し、暗黒のひきこもり生活から社会復帰に至った約10年間…
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#作業所

ひきこもりの解決13(現在と、振り返り7)

ひきこもりたいという心情を忘れてしまった。と、思わず耳を疑うような言葉を発した娘。 そんな日が来ようとは、さすがに予想していなかったので、 今や社会生活が当たり前になったんだなと、とても感慨深いものがあります。😌 不登校の始まった中学3年生から数えるなら、実に10年を超えるひきこもりでしたが、すっかり変わりました。 社会の一員になっていることは、 当時の停滞した日々からすれば、奇跡のようです。✨ ではまた順を追って、現在と、B型作業所時代、更にその前の、就職直後の出来

ひきこもりの解決12(現在と、振り返り6)

現在 28歳 娘が、驚くようなことを言いました。 ひきこもりたい、という気持ちを忘れてしまった、と。😳 え? えええー?? さすがに耳を疑いました。👂 自分が忘れっぽいのもあるかもしれないけど。と。 震災のときなど、非常時においても、ひきこもりは家の外へ出ることができない、とてもハードルが高いというような話をしていたら、 その心情を忘れてしまった。 と言います。 いやいやいや〜長い間、 ひきこもり、だったのに? いつも、寝てたよね?? 私も、心身ともにすり減り過

ひきこもりの解決11(現在と、振り返り5)

すっかりお花見シーズンとなり、気持ちも軽やかな日々ですね🌸 でも、こんなごく普通の時候の挨拶ですら、ひきこもり当事者とその家族にとってはどこか他人事のような、 満開の桜も、暖かな陽気も、賑わう人々も、散歩中の犬を見ても、 何もかもが眩しすぎる気がしたことを覚えています。 またここに戻って来られるんだろうか?というような気持ちでした。 どれほどホッとするような爽やかな気候でも、ひきこもりと鬱病の暮らす家の中は、どんよりとした淀んだ空気が満ちていて、 言葉を選ばずに実感と