マガジンのカバー画像

不登校・ひきこもりの解決

14
中3のある日突然不登校になった娘、宗教2世のアダルトチルドレンとして育った私、鬱病で働けない夫。娘が10代で統合失調症を発症し、暗黒のひきこもり生活から社会復帰に至った約10年間…
運営しているクリエイター

#ひきこもりの解決

ひきこもりの解決13(現在と、振り返り7)

ひきこもりたいという心情を忘れてしまった。と、思わず耳を疑うような言葉を発した娘。 そんな日が来ようとは、さすがに予想していなかったので、 今や社会生活が当たり前になったんだなと、とても感慨深いものがあります。😌 不登校の始まった中学3年生から数えるなら、実に10年を超えるひきこもりでしたが、すっかり変わりました。 社会の一員になっていることは、 当時の停滞した日々からすれば、奇跡のようです。✨ ではまた順を追って、現在と、B型作業所時代、更にその前の、就職直後の出来

ひきこもりの解決12(現在と、振り返り6)

現在 28歳 娘が、驚くようなことを言いました。 ひきこもりたい、という気持ちを忘れてしまった、と。😳 え? えええー?? さすがに耳を疑いました。👂 自分が忘れっぽいのもあるかもしれないけど。と。 震災のときなど、非常時においても、ひきこもりは家の外へ出ることができない、とてもハードルが高いというような話をしていたら、 その心情を忘れてしまった。 と言います。 いやいやいや〜長い間、 ひきこもり、だったのに? いつも、寝てたよね?? 私も、心身ともにすり減り過

ひきこもりの解決11(現在と、振り返り5)

すっかりお花見シーズンとなり、気持ちも軽やかな日々ですね🌸 でも、こんなごく普通の時候の挨拶ですら、ひきこもり当事者とその家族にとってはどこか他人事のような、 満開の桜も、暖かな陽気も、賑わう人々も、散歩中の犬を見ても、 何もかもが眩しすぎる気がしたことを覚えています。 またここに戻って来られるんだろうか?というような気持ちでした。 どれほどホッとするような爽やかな気候でも、ひきこもりと鬱病の暮らす家の中は、どんよりとした淀んだ空気が満ちていて、 言葉を選ばずに実感と

ひきこもりの解決10(現在と、振り返り4)

noteを始めた理由は、ひきこもり(不登校)のお子さんを抱える親御さんに、何かしら解決へ向かうヒントになることがあるなら、あくまで私の経験した範囲内でしかないけれど、お伝え出来ることがあればいいな。という思いからでした。 記事を見に来て下さる方々は、 悩みの中にある親御さん、また、支援される側の方々、そして、 意外にもひきこもり当事者の方々だったり、私自身の生い立ちを表すハッシュタグ(#毒親育ち)に近い方々だったりと、 通常の生活の中ではまず出会うことはない方々に読んでいた

ひきこもりの解決(リピート編)

不登校・ひきこもりの解決の経験をシリーズで少しずつ書いておりますが、過去に書いたものを改めて載せてみようと思います。😌🍀 一概には言えないことなんですが、 親御さんの関わり方が、もしも改善とは逆の方向へ向かっているとするなら 辛い時間が長引いてしまう気がするんです。 痛みの経験者として、どなたかのお役に立てたらいいな、と思っています😌 本人は自分の心に従って生きていきます。 それだけです。☺️ 親も自分の人生をもっと楽しく、 機嫌よく生きていきたいですよね🍀 一緒に頑張

ひきこもりの解決9(願いと 振り返り3)

社会復帰した娘の現在と、ひきこもり時代を思い出しながら綴っています。 現在 27歳 冬の寒さはまだまだ残っていますが、洋服が好きで、早や春物を重ね着して楽しむ娘。 娘には、長年のひきこもりの人たちに向けて、外へ出て居場所へ、そしてB型作業所へと、勇気を持って踏み出して欲しいという願いがあります。 苦しんだ分、当事者としてのリアルな感情を持っています。 最初の一歩を踏み出したところから、少しずつでも物事が進んでいった経験をしているので、一歩目になるかもしれないお手伝いを

ひきこもりの解決8(現在と、振り返り2)

前回同様、現在の娘のこと、そして、過去の日々の続きを書きます〜 現在 27歳 今のA型作業所にお世話になり始めたのは、約1年前。 それまでも他の仕事に就いて、 ここに辿り着きました。 B型作業所で調理の仕事をしたり、少しですが公共の仕事でアニメを描いたり、LINEスタンプを作る仕事をさせてもらったり。 この経緯はまた別の機会に書いてみます。 現在の古着のオークションサイトの仕事は、洋服の好きな娘にとって、とても楽しいらしいです。 安定して働けていて、職場の方々ともとても

ひきこもりの解決7(現在と、振り返り)

noteの存在をテレビで知って、その場で開設してから約2ヶ月。 娘の過去の約10年、不登校、ひきこもり、統合失調症、長期ひきこもり予備軍を経て、現在明るく元気に社会復帰するまでを書いています。 どなたかのお役に立つことがあるかもしれないと、当時を思い出し順を追って書いていますが、 重い内容が長く続きそうなので、 今後は記事の冒頭に、現在の状況を併せて書いて、同時に過去を振り返ってみたいなと思います。 現在 27歳 好きな仕事に辿り着く 娘は現在、古着のオークションサ

ひきこもりの解決4(しつけとの境界線)

不登校・ひきこもりの解決として3回記事を書きましたが、 表題が10文字目まで同じだと、 記事一覧の画面で全部おんなじ! どれがどれ?? 見にくい! と理解 笑 不登校の先にある、 ひきこもりの解決  と題して書こうと思います。 しつけとの境界線 当時、娘(中3)は所属していたジャズバンド部でテナーサックスのソロパートを吹く予定があり、 部活最後の年の地元の夏祭りには何とか出演したものの、 それを最後に、二度と部活動へは戻りませんでした。(中3夏休みまでは練習と最後の

不登校・ひきこもりの解決3(子供から離れて!)

初投稿から2週間以上経ちました。少しずつ慣れてきました☺️ 「不登校・ひきこもりの解決2」の続きを書きますね。 これは、娘(現在27歳)がひきこもりから社会復帰に至るまでの紆余曲折した私の経験がベースです。 常に視点が変わることで大きな学びがありました。 一生社会復帰出来ないかもしれないと思った時期もありました。 その点では、一時期の不登校というよりは、一生ひきこもり予備軍からの脱却に近い経験なのかもしれません。 前回、子供が親の考え方に合うように育たなくて当たり前なのに

不登校・ひきこもりの解決2(目が覚めた)

前回の記事に、♥をたくさんありがとうございました。 あくまで私の体験談(ひとりっ子の女の子、幼少期から友達に少し苦手意識を持つ繊細で真面目なタイプ、を育てたのみ)になります 続きです。前の記事の最後のところを貼り付けますね。(わりと斬り込んでいます 苦笑) 我が子のために良かれと思ってやっていることは、実は子供のためになると思いこんでいるだけの、親である自分自身の物差し(性格や体験)に合う最善の答えに過ぎないとは、気づいていないかもしれないと知ることから、全ての解決が始