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年齢で守られている人間ばっかり純朴で突き進めてみたいな心理描写が最初は重くて心がずどーんてなる感じだけ残ってた。子供だから許される部分と大人だから許されない部分の対比がうまくて考えさせられる。真修の同級生の女の子が聡子と対立の人間だってわかってる部分が象徴的というか、この漫画の1番の根底にある本質というかなんかそんな感じがするなーーーって思った。正しさがどこにもないってわかっていて”関わりたい”って思うことってなんなんだろう、こっちはどう受け取ればいいのかわからないのと同じように聡子は悩んでるんだろうなとか考えちゃう。仙台から東京に帰るとき、聡子が子供の頃の姿になるところもすごく象徴的で、ただ単に彼が大人になっているだけじゃなくて大人と子供の違いが見えるっていうか、何を大人とするのかを訴えられているというか。大人と未成年の好きなんて選択肢なんてゼロだし、答えが決まってるから全然2人が一緒に過ごす未来を願えない。はやく4年経ってしまえって思うけど、それって一体何なんだよって思うし、でも男とか女とか大人とか未成年とかが2人の障害になっている世界ってなんなんだよ、って思うと自分で処理しきれない気持ちになるしなんか嫌だ。どんな結末になっても多分スッキリしないんだろうなって思ってしまう、