地域猫レオ443
ヒサコさんは、シュンスケくん、ミナさん、リュウを助けて頂いて、本当にありがとう。貴方達が気づいてくれなかったら、あの子は路上で一人ぼっちで死ぬ事になってしまってたかもしれないわ。本当にありがとう。ヒサコさんと長谷川さんは深々と頭を下げた。何とか助ける事が出来て、良かったです。ミナとこちらに伺った時、人懐こくて可愛い子だったんで、よく覚えていました。なあ、ミナ!?とシュンスケがミナに声をかけた。
すると、ミナは唐突にヒサコさんに話しかけた。リュウくんの退院後はどうされるんですか? 退院後ねえ。 猫ハウスに戻すんですか? いゃあ、リターンするのはちょっと。 じゃあ、ヒサコさん、私が引き取ってもいいですか?その言葉にヒサコさんと長谷川さんはお互いに顔を見合わせた。すると、シュンスケが思わず、口を挟んだ。ミナ、お父さんには相談したのかい?先日もレオくんという子を引き取ったばかりじゃないのか? シュンスケ、パパはレオと当分の間、ここに住むし、私は自宅で一人ぼっちなの。私もリュウくんと暮らしたい。とミナは告げた。
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