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我が家に猫3匹がやって来た話


こんにちは。hirokoです。MASTアドカレ2023のために、今日、note始めました。時々、ちょっとしたお話を書きたいなと思ってます。

この記事はmast Advent Calendar 2023の6日目の記事です。昨日は定積くんのこの記事でした。noteさっき始めたばかりなんでかっこいいリンク埋め込みのやり方とかようんからんぞ。

本当はほのかちゃんがリクしてくれたスタンフォードに行った時の話を書こうかと思ったのですが、note1日目でそんなヘビーな話を書くのもどうかなと(割とヘビーな体験でした)思ったので、猫の話を書きます。

猫はいいぞ

2022年から23年にかけて、我が家に猫がやって来ました。猫来る前は、人間が3人、つまり、わたしとわたしの夫(ダンナマン)と、わたしの息子(不登校児)が静かに暮らしてました。

すんません。静かには大嘘です。割とぎゃあぎゃあしてました。特にその頃は公立小学校に無理して通ってた不登校児と公立小学校嫌いだけど無理して通わせてた親2人が対決気味で、割と家族の雰囲気が悪かったです。

でも猫がやって来てから、家族みんなにこやかに変化していきました。偶然かもしれないけど、猫のおかげだと信じてます。

猫を飼いたくなるまで

猫飼いたいと言ったのは子どもです(あるある)。飼い始める前は「僕お世話ちゃんとするから!」と言ってました(よくある)が、結局お世話はほとんどしてません(非常によくある)。

私はといえば、割と昔からペットを飼いたい気持ちはあったけど、自信がなくて飼ってなかったです。でも、アメリカに住んでた頃に、時々キャットシッティング(旅行の時に毎日お家に顔を出して猫の餌とトイレのお世話をする人)をしたりして、猫のいる生活になんとなくポジティブな印象がありました。

友人の存在も大きかったです。ここ10年ほど、わたしの古い友人3名ほどが保護猫を飼っててとても幸せそうにしてるので、いいなあと思ってました。

2022年の春に私はコロナにかかり、そのあとメンタル不調でダウンしてしまいました。その頃に、心によさそうな楽しいことを我慢や言い訳しないでやってみようと思ったのです。それで「人間の赤ちゃんのお世話もできたのだし、同じ哺乳類だからきっとなんとかなる!」といままで「自信ない、無理」と思ってたけど猫を飼ってみたいという気持ちがじわじわ固まっていきました。これが2022年の6〜7月ごろです。

アラスカとシアトルに行った

2022年の7月はそういうわけでメンタル不調もひどかったのですが、やりたいことは我慢せずを貫いて、アラスカに行きました。目的はスタンフォード時代の親友の結婚式です。親友は恋多き男なのですが、いままで結婚したことがなく、ついにここ数年付き合ってたイケメンの彼氏と結婚する(いわゆるゲイマリッジです)というので、アラスカに家族で行きました。時差ぼけで夜中に暇だったので、スマホをいじってたら、地元のにゃん2という保護猫NPO団体を見つけて、8月に譲渡会をやる予定なのを見つけました。

アラスカの帰りに、シアトル乗り換えにして、シアトルにいる友人女性(いとみ)の家に泊まりました。ここの家には茶トラの保護猫が2匹いて、保護猫との暮らしを見せてもらおうと思ったのです。

保護猫ってどんなかなあと思ってたらほんとに普通で、穏やかにシアトルのおうちで悠々と暮らしてて。しかも、いとみの家はこう言っちゃなんだけどあんまり片付いてなくて、普通にちょいと散らかってても上手によけて優雅に歩いてるのもいいなと思いました。トイレや餌の様子も見せてもらったり、子どもが猫と一緒に過ごす様子も見れました。それで、大丈夫そうだなーと感じたのです。いとみには色々教えてもらって、きょうだい猫2匹にすると一緒に遊んでくれてよさそうだと言う話になりました。

譲渡会に行く

実はシアトルの帰りの飛行機内で、ダンナマンはコロナにかかってしまい、帰国早々子供部屋に隔離されてしまいました。なので、譲渡会の話もメッセージでやり取りする始末。隔離明け早々ににゃん2さんの譲渡会に行きました。家族3人で。

譲渡会では、ケージがたくさん並んでいて、そこに猫ちゃんたちが1匹か2匹ずつ入ってました。事前にウェブサイトでどんな猫が出るかを告知してくれているので、写真と名前がなんとなく頭に入ってる状態です。わたしはその中でも1匹の黒白ハチワレ猫ちゃんが気になってました。この猫ちゃんの写真、じっと丸くなって落ち着いて周りをしっかり見てる感じの、なんとも用心深く賢そうだな、いわゆる猫らしい猫ちゃんだなという印象でした。譲渡会でもやっぱり同じく丸くなってて、わあ、思った通りの賢そうな子だー!とすっかり嬉しくなりました。その子の兄弟のキジトラ猫ちゃんを子どもがすっかり気に入ったので、第一希望はこの2匹になりました。

保護猫の譲渡は、猫の安全を第一に考えるので、飼い主さんも審査されることになります。それで、私たちもアンケートに答えてから保護ママさんとお話しすることになりました。

子どもは嬉しそうにキジトラさんを抱っこしてるし、私もハチワレさんを抱っこさせてもらって、仲良くなれそうかチェック。2匹とも落ち着いて抱かれてくれました。子猫ってちっちゃくてふわふわで最高です。

そのあと、アンケートをチェックしながら仕事のことやお家の環境のことなど話して、いいでしょうってことになり、数日後からトライアルに入ることになりました。

一個だけ告白しとくと、ちゃんとした社会人ですってどうしてもアピールしたくて、名刺渡しました…。プライベートでは滅多に名刺使わないんですけど、うちの職場信用度は高いので、つい…!でもおかげさまで、ちゃんとお仕事されてるんですねって感じでスムーズに話が進んだ気がします!ありがとう筑波大。

猫2匹がやって来て家族が変わった

トライアル開始までにスタンプラリーのごとく必要品(ケージとかトイレとか猫砂とか餌のお皿とか爪とぎとか色々)買い集めて、保護猫に関する本や猫の飼い方の本を3冊ほど読んで勉強し、お迎えしました。

ハチワレちゃんはあずきちゃん、キジトラちゃんはひかりちゃん、という名前にしました。やって来たその日から楽しそうに猫じゃらしで遊んでくれて、本当に嬉しかったです。

家族の変化も大きかったです。こどもは、可愛がられる人から可愛がる人になりました。これは嬉しかった。ダンナマンは、表情に乏しかったのが、猫撫で声を出してニコニコしてるおじさんになりました。みんな猫撫で声で話すものだから、家で聞こえる家族の声が一オクターブくらい高くなった気がします。表情豊かな顔や声っていいもんだなと思います。

あと、子どもが不登校になったのを受け入れるのも、猫がいたおかげでスムーズだった気がします。猫がおうちで幸せそうにしてるのに、どうして子どもが震えて泣くほど嫌がってる学校に行かなくちゃいけないのだろう。猫にはそんなこと絶対にさせないのに。猫が幸せそうにしてるので、子どもも同じくらい幸せにしたいと思ったら、学校に行かない選択も踏ん切りがつきました。

3匹目、あらわる

話を譲渡会に戻すと、実は第二希望にしていた、ジャスミンとウェンディという姉妹猫がいました。第二希望で引き取れなかったので、気になってましたが、なかなかずっとのおうちが決まらず、私は毎週2〜3回はにゃん2さんのブログをチェックしておうち決まってないのを見てため息ついてました。

10月くらいに一度、ダンナマンと「一年してもジャスミンとウェンディのおうちが決まらなかったら、うちで引き取るのどうかな」という話をしました。4匹は多いけど、我が家の環境的に不可能じゃないよねと話してました。

そしたらおうちが決まったのです!ばんざい!!おめでとう!!!ジャスミンとウェンディは別々のお家に引き取られていきました。ほんとほっとしました。

なのに…

11月ごろ、ブログにジャスミン登場。なんと出戻って来ちゃったのです!!なんてこった。先住猫さんとうまく行かなかったらしい。そして私はまた週3でブログをチェックする日々に。

12月には件のシアトル在住のいとみが日本にスキーしに来たので一緒に白馬に行きました。その時ににゃん2さんにキャットシッティングをお願いして、にゃん2さんの猫愛に心打たれました。また、こうして地域の人が支えてくれるなら、ちゃんと猫を飼い続けられるだろうと自信がついた旅行でした。

そして大晦日、白馬の帰りに長野の義実家に泊まったのですが私はダンナマンに朝起きるなり

「来年になったらジャスミン飼ってもいいねって話してたじゃん。あした、来年なんですけど。

と言い放ち、「えっえっ…」と慌てさせます。「ちょっと急すぎるから後でまた返事していい?」と言われて「いいよー」と返しました。

朝ごはんを食べながら、義理の母と、今年は結婚20周年だったという話になりました。「あら、あら!!言ってくれればお祝いしたのに!!なんかお祝いした?」と聞かれ。

「何もしてないよ。あ、でも(くるりとダンナマンを振り返り)お祝いはジャスミンでいいよ?

といったら、ダンナマンが笑い出しました。その笑い声聞いた途端、わたしは「勝った…!」と思いましたね。内心ガッツポーズ。

そういうわけで、ジャスミンも我が家に来たんです。1月2日ににゃん2の猫のお母さんが連れて来てくれました。それから、ジャスミンも一緒に猫3匹と人間3人で暮らしてます。

ジャスミンは人間は好きだけど猫は苦手というタイプで、最初は先住2匹とシャーシャーしてましたが、だんだん慣れて、今では時々あずきちゃんと毛づくろいする仲です。ひかりちゃんとは険悪シーンもまだときどきありますが、いい感じで同居してます。よかったよかった。

というわけで、猫はいつの間にか増えるもんだなあの顛末、こんな感じです。

悔やんでるのは一点だけ。もっと早くから猫飼えば良かった!でもそしたらこの3匹じゃなかっただろうから、このタイミングで良かったのかな。そういうわけで、猫飼うのオススメです。猫はいいぞ。

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