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ビビりの、見えない世界との付き合い方

神様ゴトに関わる...というか、実際には「関わる気はなかったけど引っ張り込まれた」感じで今日まできた0霊能の一般人なのだが。

最初から、「なぜか<禁忌ライン>が厳然としすぎている」ので、しばしばそのために苦慮する羽目になっている。


誰かに教えられたわけではない。
右も左もわからない状態で、好きでもないのにいきなりスピリチュアル業界にぶっこまれてしまった当初から、そのラインがあった。


リーディングって何ですか?何してるんですか?

チャネリングってって何ですか?何してるんですか?

ヒーリングって何ですか?何してるんですか?

ていうか、みなさん、何してるんですか?


と、ここは本当に日本なのかと思うくらいに、まわりの人が使う単語がわからなくて。
一体なんなんだと思いながら、ググってもググっても、さっぱりわからない。

まあ、ぶっちゃけ、今もよくわかってない。

ただ、「どうやら、こういうことを〇〇と言っているらしい」という経験則で、その方が伝わりやすいのかなと思う時には用語を使う。
ていう、極めてあやふやな感じだ。


そんな中でも、はっきりと「禁忌ライン」があった。
そのラインに近づくと、警報が鳴り始める。

知ったからラインが生まれたのではなく。
ラインはもともとあったが、スピ商売に足突っ込む羽目になる以前は、そこに触れる機会がなかっただけだ。
と、思う。

正確に言うなら、高校生の頃に一度、そのラインを感じ取って不穏さと気色悪さのために猛ダッシュで離れたことがあり。
以後、意図的にカミサマゴト領域に触れなかった。

ダークファンタジー&ホラーのネタとしては間口広く奥深い楽しさがあり、とても好きだったけれど。


その禁忌ラインときたら。
フィクションで登場しがちな「レーザーやワイヤーを張り巡らせた罠の中にいると気付く」あの感じだ。

赤外線に触れたら警報が鳴る。
もう警報くらいいいや...とか思ってると、高出力レーザーやワイヤーで損傷を受ける。
致命的なところを優先で避けるとしても、触れないでいることはほぼ不可能。

その業界から逃げることができなかったので、損傷に至る光線なのかを判別する嗅覚が高まったり、少々触れても流血しないよう武装することも覚えた。

そして、ある時、
「もういいや、やめよう。あちらさん(見えない世界側の誰か)は引き留めにかかるだろうけど、もう耳貸さない」
と思った出来事があった。
絵描きでいることも、スピ業界に紛れ込んでいることも全部。


ところが。
それを、あっけなく覆して、自ら「やめない」と選ぶまでに至らせた一通のメールがあった。


そのメール以降、どんなに警報が鳴ろうと、損傷を受けようと、絵描きもスピ業界の端っこに居座ることも、やめようと思ったことはない。

それくらい、強力な一通だった。


今も相変わらず、あちこちで警報が鳴るし、これに触れたらまた鳴るなと感じることはもっと多い。

が、損傷はそれほど受けなくなった。


場や人に対する姿勢を変えたことは大きかったなと思う。

こちらが「跳ね返してやる」という勢いの時は損傷に至る仕掛けが身の回りに多かった。

「致命的にならなければ、まあいいや」と思えるようになり、跳ね返そうと思わなくなり、禁忌ラインを感じてもあえて受け流しておこうと思えるようになった頃から、触れても損傷しなくなった。

柔よく剛を制す
って言葉があるけど。
たぶん、そういうものなんだろう。


ただし。
この「禁忌ライン」に触れたものについて人に伝えようとするとき。
その言葉選びや表現方法は、なかなか、難しい。

警報やちょっと火傷するくらいの出力なラインなら、言い換えることはできる。

しかし、治療が必要になるような高出力線だったり、致命傷になりかねないなという物理ワイヤーに出会った時が難しい。

マイルドであったりポジティブであったりという「言葉の言い換え」「表現の選択」が、できなくなる。

何も否定はしない。
触れたら致命傷になるっていう時でも、わたしは「その対象」を否定はしない。

ただ、触れないようにする。


それに誰か別の人が当たってしまって大けがすることが、あるかもしれない。

だから、自分が発言してもいい場(こういう、自分が用意したフィールド)なら、あれはヤバいと思うという意志表示はしたい。

それが自分のフィールド内でないなら、抜刀することで場荒しになってしまう場合には、一切の発言をしない。


そういう姿勢を決めておくことで、無駄な流血もエネルギーも抑えられる。

そういうのが「好んで来ちゃったんじゃない領域」に留まって生きていくことを選んだ我が身の振り方だったりする。


まあ、いろんな意見はあって当然だし。
わたしが禁忌ラインだと思っても、他の人にとってもそうとは限らない。

この世には、猛毒が主食な生物だっているのだ。
わたしみたいな中途半端なヤツが感じる禁忌なんか、実は世界にとってはどうってことないのかもしれない。

なんせ、わたしは超ビビりだから。



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