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「こんまりお片づけ」を学ぶ

ひろこは新幹線に乗り込み、
こんまり流片づけコンサルタントの
養成講座が行われる新宿のビルへ向かった。


会場に入ると
大勢のコンサルタント希望者が
全国から集まっていた。


2020年2月2日・3日、
2日間みっちりの座学であった。




その時、運命の出会いが!




なんと講師が
自宅のお片づけ合宿でお世話になった
『高山貴代美さん』だったのだ!
(前記事参照)


思わず「おかぁ!」と駆け寄った。




高山さんのおかげで
自宅のお片づけは卒業していたので、
講座内容はすでに実体験済みではあった。


…が、しかし


今度からは依頼主としてではなく
「コンサルタント」として
お客様に伴走をする立場になるのだ。


依頼者がどのようなことに
モヤモヤしているのか?


「どうすればそのモヤモヤを
 すっきりとさせる事ができるのか?を
クラスの皆と考え
ディスカッションしながら進めていった。


基本姿勢は
「相手の話をよく聴く!」
いわゆる傾聴だ。


依頼者のモヤモヤを見出し、
その方が持っている人生の最終目標を
一緒に見つける。


そして、片づけを通して
寄り添いながら解決していく。


これがなかなか難しかった…


5歳からお片づけを試行錯誤してこられた
「片づけの変態」近藤麻理恵さんを
改めて偉大だと感じた養成講座だった。






次は
片づけレッスンをさせてもらえる
モニターを探して、
2件以上お片づけを実践した人のみ
受験の切符を手にすることができる。




1件目は実弟夫婦に
モニターレッスンを受けてもらうことに。


すでに同居していた両親は
有料老人ホームへ入居しており
夫婦2人の生活をしていたのだが、
いまだ両親のモノの手放しが
行われていなかったのだ。


まずは
実弟のモノから片づけることにした。


彼の衣類が
部屋の中央に山積みにされた。


そして
「ときめく」「ときめかない」を
選んでもらうと85%以上がときめかず、
感謝して手放す結果となったのだ。


「チョット!
 明日から履くパンツが
 無くなったやんか。笑」


あらためてときめかないモノを見ると、
伸び伸びのパンツ達が陣取っていた。


「UNIQLOでときめくパンツ
 買ってこなきゃね!笑」


すると義妹(実弟の奥様)が
片づけられない原因に気がついたのだ。


なんと彼女の部屋には
同居していた両親のタンスが何竿もあり、
その中にはとうの昔に着なくなっていた
洋服達がひしめいていたのだ。


「こりゃ気の毒だわ…
 それに、片づけたくても
 片づけられないよね。」


私はとっとと両親の洋服を
外へと積み上げていった。


「こり大変な量だわ!
 時間もかかりそうだわ!」


夢中になりすぎて、
ゴールデンウィークの初日が
いつのまにか暮れていたのである。


つづく

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