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こんまりメソッドビジネスコーチへの道

弊社は三重県北勢地域で
半世紀以上続く運送会社。


そんな弊社の倉庫長は
頭が良くて、綺麗好き。


私が事務所でゴソゴソと
お片づけをはじめた様子を見て


「社長!僕も倉庫の中を
 リフトでお片づけしてみますわ!」


彼は荷物の積み下ろしや出荷やらで
忙しい合間を見計らっては、
私がこんまりで伝授いただいた
【カテゴリーごとのお片づけ】を
リフトを使いながら一旦すべて出し、
「ときめくモノ」を選んで
「定位置」を決めて
戻してくれていたのだ。


鉄枠のラックには
ラッシングベルト、コンパネ、ワイヤー、
ガッチャ(荷締め機)、ビニールシート、
本シート、段ボール etc…を
カテゴリーごとに
新品の備品と中古と混ざらないよう
すぐ選べるように収めてくれていた。


使えなくなってしまった備品を
「感謝して手放すBOX」も
そのカテゴリーごとに
それぞれ作ってくれてあったのだ。






不思議なことが社員の間で起こった。


これまで
あちこちポイポイと捨てて
置きっぱなしだった備品が、
キチッと「定位置」に
戻されるようになったのだ!


「これは凄い!!」


いつもホコリっぽくて汚かった倉庫が
綺麗な状態に整ったのだ。


「モノを大切に使うことが
 カテゴリーごとに分けるだけで
 ドライバーの皆に伝わるなんて!」


私は、またまた感動の渦の中へ!






そして事務所に戻り、
いよいよ紙モノの片づけに手をつけた。


顧客ごとに管理をしていた
何万枚もある届け先の紙の地図を
スキャンして取り込み、PDFデータに。


そしてそれらPDFデータを
以下のようにフォルダ分け。


地図フォルダ
→顧客名
→場所(東北・関東・関西・四国・九州)
→届け先名


これらのデータを全員が共有できるよう、
メカに強い息子に依頼した。


息子は来る日も来る日も
膨大な地図をスキャンしては名前を付け、
しかるべきフォルダにおさめる…という
気が遠くなるような細かい作業を
1ヶ月ほど続けた。


この作業はまさに
ひとつひとつのモノを手にとって、
「ときめく」「ときめかない」の
選択をする作業に匹敵したのだ。


地道な作業の結果
半分以上の地図を
感謝して手放すことができた。


これまで
ドライバーさんに地図を手渡すために
地図の棚から探し出す作業が
15〜20分もかかっていたものが、


この書類・データのお片づけで
ものの1分で検索→プリントアウトが
できるようになったのだ。


結果、ものすごい時短に繋がった。


地図を渡す方も、
それを待つドライバーもノンストレス!
良いこと尽くしではないか!






次は会議の片づけに手をつけた。


土曜日におこなったいた2時間の定例会議は
いつもトラブルの話題で
あらの探り合いになっていたのだ。


結果、ドライバーさん達の
貴重な土曜の休日を奪うことにもなっていた…


それならば…と
事故やトラブルが起きたら
その場で問題を話し合えるよう、
ドライバーさん全員に携帯を持たせて
LINEで繋ぎ、
定例会議を感謝して手放した。


するとなんと、
このスタイルにしてから
事故が激減したのである。


ドライバーさんにとって
休日がどれだけ癒しの時間であるのか
分かっていたからこその決断であった。


とはいえ、会議も大切である。


それがリモートで開催できるなら
こんな合理的なことはない。






「よぉ〜し!
今度はこんまりメソッドビジネスコーチ の認定を受けて
この感動を伝えるぞぉ〜!」


ホームページの申し込み欄に
意気揚々と入力をするひろこであった。


つづく

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