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ノマドワーカー | どこでもオフィスという考え方

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リモートワーク・テレワークからつながる、国境を超え場所を選ばない働き方。 まさに自由なワークスタイルのイメージで、憧れを持つ人もいるみたいですね。仕事の性質上、ノマドワークをせ… もっと読む
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記事一覧

リモートワーク マネジメント Vol.6

さて、このシリーズはこちらで最後になります。今回は、テレワークを始めた際の「評価」についてです。 僕は、個人的にテレワークを始める際の一番難しいマネジメントは、「評価」だと思っています。なにしろ、これまでテレワークを想定していない評価制度だったと思うんです(会社の制度として)。なので、テレワーク体制での評価をする方も、される方も慣れていないわけですし。 そもそも、会社によっては、評価制度そのものが曖昧で、なんとなく、なあなあになっちゃってるって日本の会社は多いのではないでし

リモートワーク マネジメント Vol.5

この回で5回目になりましたが、今回は、「アドバイス」についてです。ここで、これまでの流れをおさらいすると、テレワーク環境下でのマネジメントにおいて抑えておくことは以下の通り。 ・結果コントロールによるマネジメント(Vol.1) ・思い切った権限移譲でサポートにまわり、信頼して気を配る(Vol.2) ・引き算のコミュニケーション。あれこれ言い過ぎない。発信と引き出すコミュニケーション(Vol.3) ・ドキュメントベースでのオフィシャルなレポーティング(Vol.4) これらのマ

リモートワーク マネジメント Vol.4

今回は、レポーティングについてです。 ここでのレポーティングは、社員→マネージャー→エグゼクティブ→ CEO→取締役会へとつながる業務上でオフィシャルで共有されるべき情報を言語化したレポートのやりとりのことと定義します。 テレワークでは、社員の日常の業務が見えないので、オフィシャルなドキュメントベースの情報を正として共有する体制が、マネジメントや意思決定をする際の重要な要素になります。 テレワークへと体制を移行する際に、一番見直して欲しい重要タスク設定だと思います。 自

リモートワーク マネジメント Vol.3

今回は、マネージャー視点での部下とのコミュニケーションの取り方です。 どんなツールをどう活用すればいいのか?は、ググればいっぱい出てくるので、ツールのテクニック的な話はここでは出てきません。 私の個人的な意見(経験)としてですが、コミュニケーションの前提としての考え方のお話です。 うまく行かなかった時期の話テレワークで、顔を合わさなくなるから、よりいっそう密なコミュニケーションを、と普通考えますよね。僕もそうでした。しかし、これは「行動コントロール」のアプローチのままマネジ

リモートワーク マネジメント Vol,2

前回 Vol,1で、テレワークの時のマネジメントにおける課題の提言をいたしました。今回は、その一つ目の「信頼・信用問題」について掘り下げます。 つまり、テレワークで会わない部下たちと仕事をいっしょにする際のリレーションシップってなんっすかね?という話です。 マネジメントの誤解本題に入る前に、前提となるマネジメントについて考えます。これはテレワークだろうとオフィスワークだろうと同様の話です。 マネージャーになったばかりの時「責任者になって人に正しいやり方で物事をやらせるという

リモートワーク マネジメント Vol.1

新型コロナウィルスの影響で、テレワークやリモートワークを不本意に開始しなければならなくなった企業も多いのではないでしょうか? 本来テレワーク導入には、マネジメントポリシー、目標設定、評価制度から考えないとガバナンスが利きませんが、そんなこと言ってられない状況です。せめて緊急対応的にマネジメントが間違った方向に行かないように、テレワークが当たり前の欧米でテキストブック的に教えられている基本を紹介し、考え方の整理をしたいと思います。 マネジメントタイプテレワーク中、組織のマネ