融資が決まると・・・

銀行で融資の申し込みを済ませ、改装にかかる工事費が振り込まれることが決まると、業者さんも急ピッチで作業を進めてくれました。
そうなると、私たちで作業しなければならない部分はなお急ピッチで進めていかなくてはならず、2022年の6月頃はより時間があっという間に過ぎていきました。

着々と店内が仕上がっていくのを見て、期待で胸が熱くもなってきました。なによりも、私の声掛けにこたえて遠方から手伝いに来てくれる友達の数も増え、中には毎週来てくれる友人もいたくらいで、友人の力にはとても支えられました。
ある時、カウンターを取り壊そうと考えていた私に、『壊さなくてもきれいになるのでは?』と言って掃除してくれ、想像以上にきれいになりカウンター代金を別な工事に使えたり、私が打ち合わせや買い物で不在にしても、処分するごみの分別や店内の清掃や修繕など目に見えないことをやってくれたこともありました。
そして、中には私物の不要になったものを提供してくれたり、お店で必要なものを中古で安く見つけたと情報提供してくれたりもしました。
友達がジモティーで見つけた食器棚を一緒に取りに行ったこともありました。

工事が早く進むことで、更に課題が見えてくることも多く、外周りのペンキ塗りやアスファルト補修を友人としたこともありました。
この頃は近くのホームセンターの買い物だけで1ヶ月で100万以上使ってしまいました。6月下旬には店内外の工事は終わり、7月初めには新しい看板が取り付けられました。

これからたれの仕込み等開店に向けての食材の仕入れをしなければと思い、先代から聞いたことのある業者さんに電話すると・・・。
コロナ倒産や廃業していたり、会社は存続していても当店オリジナルの特注商品だからすぐに作れないなど・・・、開店日を決めて広告掲載などを依頼してしまったにも関わらず、開店日を1週間ほど遅らせ7月14日とし、更にたれの材料が満足いかない中でたれを仕込むことになり、味を整えることが思うように進まず、とても焦りを感じながら開店を迎える日だけが近づいてしまったのでした。
そんな中でも、プレオープンを7月10日頃からはじめ、少しづつ試行錯誤を始めたのでした。

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