自分が自分をただ生きる

ここ四年間僕は油絵画家として自分なりの全力でやってまいりましたし、これからも自分なりの全力を尽くすことでしょう。

しかし、今回のコロナ渦、なかなかに僕の画家としてのルーティーンをずらしてくれまして意図せず自分を振り返る時間を大いに頂きました、本来なら、今年は個展を2回やる予定でしたがそのどちらもが頓挫してしまいました、致し方ないこととはいえなにも行動できない自分にもどかしさを感じました、思い返してみればこの4年間自分を卑下して、鞭を打ちながら、お前はもっとできると言い聞かせ続けていた様に思います、なぜ自分をこんなにも追い立てる必要があったのか?と今ふと思ったのです。

好きで描いている自分を追い詰めて、もっといいものをかけやら、どうしろこうしろと顎で指示出し、疑問を感じ始めました

もっと自由な心で描くべきだと思ったのです、これを機にまた僕の絵は変化していくのでしょう、そう思うとこの四年間は無駄ではありませんでした、むしろ良くやったと自分を褒めたい気持ちです、今回はそんな自分をさらに気分良くさせるための記事を書こうと思ったのです😆

思えば、いきなり思い立ったかの様に油絵のセットを購入しよくもまぁー個展もやり、公募展への入選なども果たせたものだなぁと感心してしまいます、受賞は無かったものの入選のラインはそれなりに越える事ができました、それでプロになったなどと甘いことは決して思ってはいませんが、本来芸術とは誰かと競う様なものでも無かったはずです、僕は自分という人間を生きるのと同じ様に自分の芸術をやっているのです、まぁーこの世界で生きて行くのなら目に見えてわかりやすい成果というものがどうしても欲しくなります、欲が出ます、しかしその欲と同時に人との比較心も沸き起こってきます、欲と比較心で良い絵が描けるんだろうか?

僕にはそうは思いません、自分のオリジナルをただ描くのみです、中には自分の個性がない事に劣等感を抱いたりする人もいるのでしょうけれど、個性を演出する能力に長けた人がいるというだけで、あくまでも個性は万人に備わっているはずです、僕にも個性があり、それを絵にしているのです、それに対して凄い、凄くないなどという評価はおかしいのではないでしょうか?、というよりそういう評価に自分の心が負けてしまうのがおかしい様な気がします、ならば初めから自分の個性を演出する事に全力を注ぐべきでした、しかしは僕は自分のオリジナルでシンプルにやりたかったのです、それが社会的には全く無価値なゴミとしても僕はそれがしたいのです。

それができないのならもう絵は描きません

しかし僕はそれをやってきたのです、純粋に自分の心と丹念に会話しながらいろんなものを見聞きしてやってきたのです、そんな中で自分を責めてしまう日々も確かにありました、不安や恐怖からくる衝動は確かに耐え難いものがあります、しかし、それを待っていた様な気がします、これも僕のオリジナルの結果なのです、甘んじて受けるほかありません😂

何も深く思い悩み自分を追い込める必要はなかったのです、自分が自分をしっかりやればいいのです、ただそうやって生きていけばいいんです、自分の好きな事を全力でやる、それだけです、やりたくない事をやらないといけない時もあるでしょう、しかしなぜそれをやらなければならないのか?考えてみれば身から出た錆ということがよくわかります、それすら自分のオリジナルなのです、甘んじて受けましょう。

兎に角僕は油絵を描くのです、なにがどうあれ、兎に角描くという事が僕にとって重要な事です👨‍🎨

描きたいうちは描き続けるほかないんですよ、それができなくなった時、他の道が勝手に開ける事でしょう。

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