「ブックオフに古本が集まらない!」という報道について

オワコン商法「ブックオフ」
 昨日(2020/09/04)、ヤフー等のニュースサイトに「ブックオフに古本が集まらない!」という記事が掲載されてお読みになった方もおられるのではないでしょうか。

 かつてテレビCMで寺田心くんが「ブックオフなのに本ねーじゃん!」と叫んでいたのをご記憶の方もおられるでしょう。あのCMは本以外にも古着や楽器なども売っていう宣伝でしたが、今回は

 「ブックオフなのに本ねーじゃん!とCMで言っていたら本当に本が足りなくなりそうです。どうかどうか、本をお売り下さい」
 真面目に商品である本が不足して危機的状況にあるという記事でYouTubeで動画配信されています。(9/5現在で28万回視聴)

 この「事件」に対して読者の皆さんはどのような感想を持たれていますか?

筆者個人の感想を言えば、「ブックオフ商法」の賞味期限切れかと思います。
 じつは筆者はブックオフは利用していません。利用価値がないからです。以前はありました。駅の近くに広くて明るくてきれいな店内。たくさんの本がきれいに並べてありました。新しい本が安く売ってありましたし、もう少し古ければ100円で買えますから。本以外にもDVDやCDも沢山売っていましたので、とてもワクワクした印象がありました。しかし、買う側でなく本を売る側に変わるとワクワク感は吹き飛びます。買取価格が安いのです。しかも本の値打ちを知らない素人のバイトが本がきれいかどうかというお店で決められた価値観で買取価格が決定するという。ですので、筆者は本を高く買い取ってくれる他の古本屋さんに行ってから買取ができなかった本をブックオフに持っていきました。ブックオフは値段がつかない本でも引き取ってくれるので手ぶらで帰ることができました。しかし、

 Amazonや楽天、ヤフーでも古本が購入できるようになって、
しかもネットの古本で高く買取してくれる買取業者も登場してからは
全く利用しなくなりました!!
 ネットでは購入も買取も宅配業者がしてくれるので外出しなくていいのです。重い本を持ち運んだりしなくていいのです。筆者以外の人も同じことをすれば「ブックオフ」に本は集まりなくなりますね。ましてや、現在のコロナ禍では不要不急の外出もできませんから。ブックオフにしてみれば、これから読書の秋に備えて巣ごもり需要があるので例の動画のように皆さんにお願いしたいのでしょうが。

 しかしあの動画は寒いですね。ショッパイですね。まず、本を売る店なのに本に対する愛情が感じられない。古本を邪魔者扱いにしている印象を与えます。筆者が本を売る目的は生活費が乏しくて本すら買えないような所得が低い若者たち(貧困老人も含め)へ良書を供給したいという気持ちがあるからです。もちろん多くの人と同様に断捨離が目的でもあります。毎日の日常生活を向上させたいからです。生活を向上させたいという気持ちがあるのなら良書を読むことが頭の体操になるし、心の支えにもなります。正しい知識を得て生活を改善することができます。将来に希望を持つことができます。たくさん読むことによって情報処理能力が格段に上がるのです。騙されにくくなります。

 売った本をもう一度読みたくなったらまた買えばいいのです。古本でいいですし図書館も利用したらいいのです。また、保存したい本は売りませんし。筆者のささやかな夢は今はせっせと貯金をして、定年後は地方の安くなった中古住宅を購入して広い書庫に好きな本を集めて安価な視聴覚室を作ることです。高齢者なので仕事は体力的には重労働にならない程度で苦も無く続けられる日常生活を送りたいと思います。

 最後まで筆者の拙文を読んでくださってありがとうございました。この辺で終わります。

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