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急性期病院のこと

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日本の病院は、種類がありそれぞれに役割分担があります。治療が終わっても地域の中で繋がっています。
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2020年6月の記事一覧

医療情報を可視化することの可能性

前回、患者や家族も医療チームの一員として重要な役割があることを紹介した。 リハビリ治療における変化を観察する指標として用いられた研究がある。「日本整形外科学会・日本リハビリテーション医学会」が制定する関節の可動域(ROM)や患者のADL評価に妥当性があると定評のある評価機能的自立度評価(FIM)の結果を患者にわかりやすく提供することが重要と考えられている。 リハビリの目標設定に寄与できるみたい 通常おこなっているリハビリ治療時の声かけだけでなく、医療情報を可視化した付加情

地域連携パスの種類と使い方

前回紹介した病院の種類は、生活の質を担保するために互いに連携している。https://note.com/hirokichi38/n/n6376ab3fd233 急性期病院で身体の状態を安定させるために入院治療を受け、その後、後方施設(慢性期施設や回復リハビリテーション病院)で在宅復帰に向けた治療を受けることになる。 この一般的な治療手続きの経路は、医療から介護サービスまでが連携し継続して実施される体制を構築するツールとして、地域連携クリティカルパス (通称:地域連携パス)

医療従事者は100%じゃないよ。あなたの生活の質を作ることのお手伝い役なんだよ。

急性期病院の事務系で長年勤めていたら、内部事情を病院側の人間としても見えるし、患者側の気持ちもわかる狭間の立場で【病院】という役割を考えることがあるの。一般の方々が持っている医師や看護師に期待していることとのギャップがあることも知ったの。そんな気持ちをいつか自分自身が実感する時のために残しておこうと思う。 病院に勤めている人すべてが専門職に見えるそりゃそうだよ。だって全員国家資格取得者なんだもん。めちゃ勉強してきた人達の集団だよ。国家資格は【独占業務】を持っているってこと。

病院には種類がある

日本という国は、全国民が平等に医療を受けることができる権利があり、日本国憲法の三大原則で守られているらしい。ちなみに、三大原則は「国民主権」「平和主義」「基本的人権の尊重」のこと。この基本的人権は、すべての人が生まれながらにもつ人間としての権利のことで、人種、身分、性別などで区別されない。と素晴らしい法律がある。。。みたい^^ 日本国民は、誰でも安心して自由に好きな病院で医療を受けることができるって、普段当たりまえすぎて不思議じゃないのだけど、他国にはない制度なんだとか。。

Covid-19をきっかけに診療記録の一部を電子カルテとWifi連携してみた

日本の緊急事態宣言は解除されて、世間はなんだかふつーに戻りつつある。でもでも一部の地域では再燃がぽつぽつと嫌な雰囲気だ。きっとまた近いうちに、てんやわんや状態になると思うので、そんな時のために何かの役に立つかもしれないので残しておこうと思う。 きっかけそれは、入院申込書や入院計画書、治療に関する同意書の扱い方の相談を感染対策室からもらった事だった。 「なんで取扱い方が心配なのかなぁ?」と内心思っていたら「陽性患者さんが触れた物は、紙・ペン・机・椅子などすべてが汚染(表現ご