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Govtech conference #3の学び

昨年の同じ日に第1回を開催してから1年、参加人数は150名から350名まで拡大し、関心もだいぶ高まってきたのではないかと思います。
国、自治体、企業、シビックテックの方が同じ目線になれるような場所を作りたい、行政のデジタル化に関わるエコシステムを作りたいとの思いで、始めた本イベントですが、その中で今回印象に残ったポイントをまとめていきたいと思います。

サービス、データを共通化、共有化する仕組みを作る

共通な社会アーキテクチャ、データの標準化、共同利用と言った、同じサービス、システム、データをみんなで使っていくための仕組み作りが重要だという点は繰り返し出てきた話題でした。自治体によっても財政状況が異なる中で、どうやって効率的にデジタル化を進め、データの利活用を進めていくかという視点に立たなければならない、官民のデータ連携のためにも国が標準を示していくべきという点が共有されました。

市民の豊かな生活のためにデジタル化がある

ユーザー視点のサービス、より高付加価値の業務に集中するためのデジタル化であるということもキーワードでした。何のためにデジタル化に取り組んでいるのか、それは利用者のためであり、社会的弱者や個人をエンパワーすることがポイントであること、行政職員にとっては地域コミュニティをファシリテートするという、人にしかできないより付加価値の高い業務に取り組むためであるが語られていたと思います。

ともに考え、ともに作る

行政、企業、市民といった立場を超えて交わり、ともに公共を作っていく、そのための語れる場作りが重要だという点も繰り返し出てきたかと思います。公務員も市民の顔を持っており、IT企業のエンジニアもシビックテッカーとして社会にサービスを届けることができるといった、個人の多面性と、そもそも公共サービスは行政だけが担ってきたわけではない、皆でいかに豊かな生活ができる環境を作っていくかということだという主張がなされていました。そして立場の異なる人たちが交わっていくためには無知から来る恐怖を取り除くこと、前向きに取り組む人たちを孤独にしないことが大切だということも語られていたと思います。

こうして見ているとITサービス、システムのトランスフォームも重要ですが、我々自身も変わっていく、お互いに交わっていくことで良い社会にして行こう、というのが今回のイベントの大きなテーマだったのかなと思います。

登壇者、参加者、準備に関わっていただいた皆様、ありがとうございました!引き続きこのコミュニティを拡大し、それぞれの現場で交わりながら頑張りましょう!

引き続きご関心あればサポートをお願いします!