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絵本って、どうやってできていくの? ラフ本から原画に入るまで編

ラフ本から原画へ

こんにちは、絵本作家のはっとり ひろきです。

前回、アイデアが浮かんでから、ラフ本が出来上がっていくまでを

僕の絵本「いっぺんやってみたかってん」を使ってお話ししましたが、

今回は、その続き ラフ本から原画へ移っていくまでを

お話ししたいと思います。

ラフ本が出来上がると、いろいろなことが わかってきます。

話しの流れ、絵のわかりにくさ、文章の量など、

絵本は、絵と文で成り立っています。

注意が必要なのは、絵で言っていることは文では言わない。ということ。

例えば「清々しい野原がありました」という文がある場合、

「清々しい」という言葉を、絵で語っていれば、

文章で語らなくても良いということです。

「清々しい」は感じてもらえれば良いのです。

そのように、いろんなことを ラフ本の段階で調整していきます。

そして、修正すべきところを 上から書き込み

次のダミー本を作ります。

下の画像を見てもらえば、それがわかると思います。

画像1
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この時点で大切なのは、

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