「ネットワークにつながらないぞ?」ってときの状況切り分け手順
2021/08/13 8:00頃。
嫁 「あれ?Wi-Fiに繋がってるのにネットがつながらない・・・。」
俺「Zzz...。へ?(ゆるりと起きて色々調べる)」
--- 5分後 ---
俺「障害だね。おやすみ。Zzz」
ちなみに原因はこれでした。
ここでふと思ったんです。
「現代の基本的人権の一つとも言える"ネットワーク"。つながらないと不安だし、正しく状況を切り分けられないと不安は続くんだろうな」
と。そこで今日は私なりの切り分け方をまとめてみました。
ここから1ステップずつ見ていこうと思います。
「あれ?つながらない。」まずやることは?
まず最初にやるのは、その状況がの影響範囲の確認です。
影響範囲は「小 → 大」が鉄則かなと思っています。というのも、影響範囲が大きいほど、確認に手間がかかったり、時間がかかったりします。
最初に大きな範囲であたりをつけるとそこから絞り込むのは例外を探す行為 (= 減点法)になるので、すべてのパターンを探して行かなくてはいけないので辛いです。なので「小 → 大」で調べていくのをお勧めします。
例えば、iPhoneのSafariを触っていて異変に気付いた場合には・・・
1. 他のサイトも見てみる (= 特定サイトのみ?全部?を切り分け)
2. シークレットウインドウで初めて見るページを見てみる (= キャッシュが残っているから見えている?を切り分け)
3. 別のアプリからインターネットに繋ぎに行く作業をしてみる (= アプリ固有の現象かの切り分け)
ここまでやれば「特定のサイト」「特定のアプリ」が原因かが切り分けられます。
つながらない端末は1つ?複数?
次の切り分けが「特定の端末」が原因かです。
これは簡単で、他の端末からはインターネットに接続できるかを確認するのみです。
具体的には
・自分のiPhone
・家族のiPhone
・iPad
・Amazon Echo
・Fire TV stick
などなんでもいいので2つ以上の端末で確認すれば良いと思います。
ここまでで「特定の端末」が原因かが分かります。
ネットワークのグループを考える
複数の端末に影響していた場合、ここで混乱する方も少なくないと思います。次に見るべきが、接続しているネットワークです。
おそらく、端末によって接続しているネットワークがグルーピングできると思います。具体的には・・・
・家庭のネットワーク (家のWi-Fi 等)
・モバイル通信 (4G-LTE、5G等)
・そもそも繋がってない / 機内モードで遮断している
みたいなグループ分けができます。これが外出先なら
・カフェや会社のネットワーク、Free Wi-Fi
・テザリング経由のモバイル通信
といった要因もあるでしょう。
これで「特定のネットワーク」が原因かどうかが切り分けられます。
いろいろいじる前にまずはググれ!
ここで明らかに特定のネットワークが原因なら、ルーターを再起動してみるのが良いでしょう。
ただし、ルーターの再起動は一般的に5〜10分のダウンタイムが発生するので、タイミングを選びます。
例えば、あなたは大丈夫な状態でも、家族がオンライン会議をしている時に再起動すると・・・
もう、喧嘩勃発です。
なので、この辺りでまずはググることをお勧めします。
このググり方も超大事です!一般的にまずは docomoやSoftbank、 So-net光などの公式サイトを見に行く方が多いでしょう。
これは大きな間違いです!
大事なのでもう一度・・・
これは大きな間違いです!
これには、明確な理由があります。
そもそも、障害が起きたことを知るのが早いのは誰でしょうか?
私たちは、障害が発生している状況を目の当たりにしているのでリアルタイムでその状況を知れます。
一方で、公式サイトに表示されるまでの手順を見てみると・・・
しっかりした会社であればあるほど、公開までの動きは早いものの、誤った情報を発信しないように影響範囲(地域や該当サービス)の調査をしているはずです。
どうでしょう?そう考えても消費者の方が状況を知るのが早くないですか?
これは電車の人身事故などとも同じことが言えると思います。
では、私たちが頼るべきリアルタイム情報はなんでしょう?
そう、ユーザーの口コミです。
現代における最大級の口コミメディア。それはTwitterです。
なのでまずは Twitterで 「通信障害」「ネット つながらない」などを調べてみましょう。
そもそも 通信障害発生時は、すでにTwitterのトレンドに入っている可能性が高いです。
まとめ
というわけで、下記の手順で切り分けていきましょう。
1. 特定のサイトか?
2. 特定のアプリか?
3. 特定の端末か?
4. 特定のネットワークか?
5. 障害が起きているか?
今回の手順をフローチャートで図解しました。
困ったときはこのnoteを見て、ぜひ焦らず対応していただけたらと思います。
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主にPjM、PO、セールスエンジニア、AWS ソリューションアーキテクトなどを務める。「映像業界の働き方を変える」をモットーにエンジニア組織を超えたスクラムの導入、実践に奔走。DevLOVEなど各種コミュニティーにおいてチームビルディングやワークショップのファシリテーションを行う