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とある中年の悲劇 pin百物語

数年前のとある町内の運動会

私は年齢別リレーの30代男子の選手としてその運動会に参加した

家族や御近所さん、友人たちも参加しており、この運動会のメインイベントも言えるこの年齢別リレーだが、同年代の中では割と走ることに対して自信があった私は意気揚々と出走の出番を待っていた

綱引きや玉入れ、障害物競走など、様々な競技が行われ運動会も終盤と向かうところで、漸くプログラムは年齢別リレーとなった

ワクワクと緊張の入り混じる感情の中、リレーは始まり10代男女、20代男女と走者はバトンを受け取り3番で私のところに回ってきた

しっかりとバトンを受け取り渾身の力で踏み出した私は一人抜き、二人目を抜き去ろうとした残り40mというところで突如異変が起きた

踏み込んだ右脚に力が入らない

そう気づいた瞬間に文字通り膝から崩れ落ち、えぐるように地面でひざを怪我してしまったのだ

すぐに体勢を立て直しなんとか走り抜けたが、転んだ遅れは取り戻せず5位という不甲斐ない結果でリレーは終了してしまった

大変申し訳ない気持ちと、何故あの時突然足に力が入らなかったのか、不思議で仕方がなかった

体調も悪くない、それ以外の体の不調もない

本当に何かに吸われるように力が抜けたあの感触が異様過ぎて何が原因だったのか、血だらけになった足を見ながら深く考えた

私はふと、今朝のことを思い出した

昨日は運動会の前日ということで就寝時間も早く、たっぷりと睡眠をとれたのだが、思いの外朝早くに目覚めてしまったのだ

そう、男の子には夕立ならぬ朝立ちがあり、その朝立ちを利用して文字数

30後半から体力の衰えが極端に襲いかかってきます
元気だから大丈夫と過信せず、計画的に行動しましょう


最後に
表現において不快に感じる方がいらしたら大変申し訳ございませんでした

それではどうぞよしなに

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