ムトウヒロカズ

武藤弘和。合同会社VCN研究所代表。 これまでマーケティング、情報システム、コールセン…

ムトウヒロカズ

武藤弘和。合同会社VCN研究所代表。 これまでマーケティング、情報システム、コールセンターなどに従事。 電子カルテなど病院の情報システムにも関わった経験も。

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森友事件とは何だったのか

2022.9.18 友人と会話していて、安部元首相の話になり、「モリカケはひどかった」と彼が言ったので驚いた。 彼は常識も情報収集力も判断力も備えた立派な人だと思うので、モリカケについてマスコミ報道を鵜呑みにしていることが意外だったのだ。 加計学園については口頭である程度説明できたが、森友事件については簡潔に説明できなかったような気がしたので彼に紹介する資料を探したが、適当なものを見つけられなかったので、自分で整理することにした。 以下本文 森友問題は近畿財務局が森友学

    • チャットボットサミット2022に登壇します

      日経クロストレンドのオンラインイベント「チャットボットサミット」で40分の講演を行います。 主催者サイド(日経BP)が、私が以前行った次世代コンタクトセンターへのロードマップについての講演の内容に関心を持っていただいたことから依頼を受けました。 チャットボットの専門家ではないので、とお断りしようとしたのですが、コンタクトセンターの全体観の話を、ということだったのでお引き受けすることにしました。 コンタクトセンターの将来、オムニチャネルにおけるチャットボットへの期待ということ

      • 五類引き下げに大反対という木村友医師への反論(2022.2.6)

        新型コロナインフォデミック2022  私的アーカイブ (162 ) 日本の新型コロナ対応の最大のネックが感染症法上の指定が「新型インフルエンザ相当」つまりエボラなどの二類なみかそれ以上の扱いになっていることで、これを変えて季節性インフルエンザ並みの五類に変更すべきだという議論は一昨年の第一波の頃から行われてきた。 慈恵医大の大木教授がテレビなどでそう主張し、安部首相(当時)が指定変更に動こうとした。保健所長会もそのように求める要望書を一昨年末に提出した。 (46)保健所が厚

        • 上昌弘氏は2020年3月には強い行動規制に反対の立場だった(2022.2.1)

          新型コロナインフォデミック2022  私的アーカイブ (161) テレビに数多く出演する、新型コロナについて解説する「専門家」の一人である上昌弘氏(医療ガバナンス研究所理事長)は2020年3月のテレビ朝日 朝まで生テレビ「激論!新型コロナ」で明確に行動規制に反対の立場を表明していた。このときの発言は今みると妥当に見える。 特に子供に関して「子供の学ぶ権利を阻害してまでやることなのか」という発言は一貫して主張し続けてほしかった。 発言内容 〇今急に規制を厳しくする根拠はわか

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        • 新型コロナ
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        記事

          東京都医師会の流行初期の方針は正しかった (2022.2.1)

          新型コロナインフォデミック2022  私的アーカイブ (160 ) 新型コロナの流行初期の2020年3月、東京医師会が定例記者会見で示した基本方針と都民への「お願い」は以下のようなもの。 その後行われた緊急事態宣言、まん防の乱発とは全く違う。 まして新規陽性者の数ばかりに注目して怖れる、今も続く風潮とは真逆。 冷静でいることを呼びかけているし、インフォデミックに対して警鐘を鳴らしているように見える。 今読んでもこれで正しかったし、今でも正しいと思う。 これがなぜ変わってしま

          東京都医師会の流行初期の方針は正しかった (2022.2.1)

          なんのための「まん延防止」なのか(2022.1.29)

          新型コロナインフォデミック2022  私的アーカイブ (159) 新型コロナインフォデミック私的アーカイブを再開(2022.1.29) に書いたように、noteへの投稿を再開することにした。 今回も私自身が現時点考えていることを「なんのための『まん延防止』なのか」と題して書くことから「私的アーカイブ2022」を始めようと思う。 ポイント 〇オミクロン株はインフルエンザ未満 〇弱毒のウイルスの「まん延」は防止できないし、する必要もない 〇それでもコロナは怖いという人々

          なんのための「まん延防止」なのか(2022.1.29)

          新型コロナインフォデミック私的アーカイブを再開(2022.1.29)

          新型コロナインフォデミック2022  私的アーカイブ (158 ) オミクロン株が爆発的な流行をみせ、新規陽性者数は連日「過去最高」が続く。 沖縄、広島などに続き東京、大阪などにも「まん防」が拡大となった。 メディアはまた危機だ医療崩壊だと騒ぎ立て、政府も多くの知事も強い警戒の姿勢を取っている。 一昨年、昨年の緊急事態宣言のときも、私は打ち手が間違っている。飲食店の営業規制と人流抑制を柱とする緊急事態宣言は必要でなく、適切でもないと考えていた。新型コロナによる混乱のかな

          新型コロナインフォデミック私的アーカイブを再開(2022.1.29)

          松本哲哉教授、緊急事態宣言の全面解除に警鐘(2021.9.23)

          新型コロナインフォデミック2021   私的アーカイブ (157) 最近テレビで見かけるのが国際医療福祉大学の松本哲哉教授。 政府に批判的な「専門家」として、テレビ制作サイドのニーズに合うらしい。 9月23日はフジテレビ系「バイキングMORE」(月~金曜・午前11時55分)にスタジオ生出演し、「またすぐ上がってくるかもしれません」と緊急事態宣言の解除に警鐘を鳴らした。 松本医師の主張 〇少なくとも感染者数はだいぶ減りました。 〇だから、ずっと緊急事態宣言を続けるわけにはい

          松本哲哉教授、緊急事態宣言の全面解除に警鐘(2021.9.23)

          TBSのとんでもニュース(2021.9.21)

          新型コロナインフォデミック2021   私的アーカイブ (156 ) 東京の新規陽性者は8月のピークの1/10近くに減り、重症者も同じく1/2になった。全国の数字だが、「入院治療を要する者」は1/5になっている。 政府は緊急事態解除の検討を進めているそうだが当然だと思う。 しかしメディアはそれを当然だとは思っていないようだ。 TBSテレビの9月21日の夕方のニュースを流し聞きながら内容がひどいと思ったので、ネットで原稿を探した。 やはりひどい内容だと思う。そう思った点につ

          TBSのとんでもニュース(2021.9.21)

          原因がなんであれ、症状が「かぜ」にとどまっている状況であれば、「かぜ」として扱うことが妥当_クリニック院長(2020.3.4)

          新型コロナインフォデミック2021   私的アーカイブ (155) 東京の「すこやかこどもクリニック浮間」の院長が昨年3月に患者向けに書いたコラム。とてもわかりやすい。 重症でない新型コロナは「かぜ」と考えるべきだと言っている。 そのうえで、新型コロナでもインフルエンザでも「かぜ」でも重症化する 可能性は常にあり、どういうことがあったら医療機関を受診すべき重症化のサインなのかも書いている。 これが第一線の医師のふつうの考えなのだと思う。 インフォデミックになり、こうした考え

          原因がなんであれ、症状が「かぜ」にとどまっている状況であれば、「かぜ」として扱うことが妥当_クリニック院長(2020.3.4)

          「尾身茂亡国論」科学性ゼロの専門家集団|小川榮太郎氏(2021.8.18)

          新型コロナインフォデミック2021   私的アーカイブ (154) Hanadaに掲載された小川榮太郎氏の記事。 要約すると(論点並べ替えあり) 分科会は今日に至るも一度も医学的、統計学的な根拠に基づく新型コロナのリスクの解明を行わず、根拠不確かなPCR陽性者数をもっぱら根拠として 危機を煽り、行動制限ばかり主張した。 本当に危険な感染症の爆発なのか疾病としてのリスクがそんなに高くないのかによって判断基準は違わなければならない。 エボラ熱やコレラ菌などで1週間当たり約3万

          「尾身茂亡国論」科学性ゼロの専門家集団|小川榮太郎氏(2021.8.18)

          これからコロナ医療に関わろうかなと迷っている開業医に_長尾医師から(2021.8.18)

          新型コロナインフォデミック2021   私的アーカイブ (153) 長尾クリニックの長尾医師が主に東京の開業医に向けて、「これからコロナ医療に関わろうかなと迷っている開業医に」という記事を自身のブログに載せた。 専門医でないと新型コロナの対応はできない、と言う「専門家」はこれに書かれた内容に反論はあるのだろうか。 主な内容は 〇開業医のコロナ診療は 診断 治療 自宅療養者の管理 の3つ。 〇長尾医師は3つともやっているが、どれかひとつで全然いいのでトライ  してほしい。

          これからコロナ医療に関わろうかなと迷っている開業医に_長尾医師から(2021.8.18)

          尾身氏、医師への協力要請を国と自治体に求める(2021.8.22)

          新型コロナインフォデミック2021   私的アーカイブ (148) 時事が 「尾身茂会長はこれまで治療などに当たってこなかった医療従事者に対して協力するよう働き掛けを強める必要があるとの認識を示した。 「できる限り(対応を)やってもらいたい。国や自治体から強く要請してほしい」と述べた。」 と報じた。 ふたつ疑問がある 〇なぜ呼びかける相手に医師会が入っていないのか 〇これが開業医による初期診療を含むのなら、なぜ五類への変更を主張しな  いのか 2021年1月に尾身会長と

          尾身氏、医師への協力要請を国と自治体に求める(2021.8.22)

          開業医が1日1人の陽性者を診れば全員診療を受けられ、重症化予防も図れる_大木教授(2021.8.20)

          新型コロナインフォデミック2021   私的アーカイブ (147) 大木教授はtwitterなとで開業医による初期対応を強調するように。 長尾医師の主張と呼応して医療ひっ迫の解決策だと思う。 〇開業医・市中病院がインフル同様に初期対応をすれば希望者全員が一定の  医療を受けられ、重症化予防も図れる 〇開業医が1日1人の陽性者を診れば全員診療可能 〇同時に都の病院の約90%の非コロナ病院の一部でも参画してくれればさら  に適切な対応ができる 次記事 著者リンク 新型

          開業医が1日1人の陽性者を診れば全員診療を受けられ、重症化予防も図れる_大木教授(2021.8.20)

          大阪府が短期入院での「抗体カクテル療法」スタート(2021.8.20)

          新型コロナインフォデミック2021   私的アーカイブ (146) Yahoo!ニュース 大阪府が「抗体カクテル療法」でのコロナ患者への早期対応に乗り出した。 軽症者が自宅療養という名の下に自宅放置になっていて、中には重症化する人もいて、手遅れになるこもあるという状況を変えるための実効的な施策にいち早く踏み切ったということで期待したいし、東京都など他の都道府県にも広がってほしい。 東京のメディアがこのニュースをあまり扱わないことは大いに不満だ。 ポイントは 〇大阪府は8

          大阪府が短期入院での「抗体カクテル療法」スタート(2021.8.20)

          マスク義務化の学校のほうが感染率が高かった_米国で比較(2021.8.17)

          新型コロナインフォデミック2021   私的アーカイブ (145) You氏のtweet 米国でマスク着用を義務化した学校と自由にした学校とでコロナの感染率の比較が行われた 着用を義務化した学校では、毎日毎日、時には運動中でさえも、マスクの着用を子供達に強制し、虐待した 結果としてマスクの着用を強制した学校(青)は、マスクの着用が自由な学校(橙)よりも感染率が高かった 次記事 著者リンク 新型コロナインフォデミック  私的アーカイブ2021 (目次)(2021.7.

          マスク義務化の学校のほうが感染率が高かった_米国で比較(2021.8.17)