「ゆったりした」音楽と「寂しげ/悲しげ」な音楽って区別しにくい?

スローテンポな「ゆったり/まったりした」音楽と、同じくスローな「寂しげ/悲しげ/切なげ」な音楽って、ひょっとして人は区別しにくいのか?という話です。

もう何年も前になるけど、大手Vプロダクション・にじさんじのマインクラフトサーバーが超賑わってた頃にそのマイクラの配信を観ていて、「この人なんでこんな悲しげな音楽をBGMにしてるんだろう?」と思った事があったのです。
別に配信の内容にセンチメンタルな要素はなく、楽しげに動物ふやしたり家を装飾したりしてるんですよ。

そのVtuberさんやマイクラに限らず、同じようにBGMの選曲に違和感を覚えた事が何度かあり、そのときに思ったのです、
ひょっとして人は「ゆったり・まったり」と「寂しい・悲しい」音楽の区別ってつけにくいのか?
「スローな音楽」で一緒のカテゴリーに入れてるのかな? と。

もちろん違和感がない選曲をしてる人が大半なので一部の人なんだろうし、何より「ゆったり・まったり」と「寂しい・悲しい」の間にそもそも明確な区別があるわけでもない(作曲上の技術的にはもちろん差はあるけど)。
あくまで個人的な違和感でしかなく、実は自分の感覚の方が少数派である可能性も多いにある。

でも長年音楽を聴き・作ってきたから、音楽の醸すテイストへの解像度は割と高い方なんではないかと推察している(自負するわけでもないが)。

映像など、コンテンツに付随する音楽(BGM)を作る事がある自分にとって、けっこう気になる、印象的な現象である。

おまけ

そういえば昔からテクノ好きの流れで「アンビエント」「チルアウト」といった音楽も聴いてきたが、この辺もごっちゃになりがちな感あるな。
「チルアウト」を謳ったコンピなのにやたら悲しげな曲が入ってて、「めっちゃ感情動かそうとしてくるじゃん」みたいな。

やっぱ推察するとおり、「チル」と「センチ」は区別つきにくいのかもしれない。

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