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俺は何故Vtuberになろうとしている?

2023年が終わった。

昨年中に活動を始められると思っていたけど、部屋の整理と環境構築に思いのほか時間がかかって、ぼちぼち動画の製作を始めつつも、いまだアレがないコレがないとバタバタしております。

あまりに時間がかかってるもんで、ここまで時間とお金もかけてVtuberになろうとしてんのなんでだっけ、最初になりたいと思ったきっかけは何だったかな? とちょっと思い出しておりました。

かなり好んで観ていた(観ている)Vtuberもいるし、なにかPCで作業やゲームしたりするときにBGMがわりのラジオ感覚でゲーム配信などを観たり(聴いたり?)はよくしていたのだが、観だしてしばらくは自分がそれになる発想などは全くなかった。

……のだけど、ある時ふっと「あ、俺Vtuberやればいいんだ」と気づいたのだった。
当時の自分がやりたい・今後の人生でやっていきたいと思っていた事に、うってつけのものを見つけたという感じだった。

子供の頃は「何かになりたい」と思っていました

小学生の頃から、創作するというものに興味を持ちがちな子供であり、そういう職業につきたいと思っていた。
漫画家になりたがりゲームクリエイターになりたがり、10代になって少し経って以降は作曲家・ドラマー・ギタリスト・テクノクリエイター・ミキシングエンジニア・グラフィックデザイナー、こういったものに俺はなりたがってきた。

10代の終わりに音楽制作を学ぶ専門学校にすすみ、20代の初めに卒業するとき講師の紹介で複数のレコーディングスタジオの面接を受けた。
作曲がしたくて入学したのだが、その当時はスタジオのエンジニアになりたがっていたのだ。

でも面接時の面談のなかで「なんか違う」と感じてからスタジオに就職したがるのをやめ、その後レコードジャケットへの興味からグラフィックデザインの学校に行くものの、そこでもデザイナーになりたがるのをやめ、地元で音楽とは全く関係のない物流関係の会社に就職した。

心身が疲弊し30手前で会社をやめ、その後は正社員や派遣社員やプータローなどを転々とし現在は国の補助金に関する業務に従事している。

この間、趣味+その延長程度の創作活動はしていたのだが、何かになりたがるという事はなかった。
きっと俺は作曲家とかエンジニアとかデザイナーだとか、何かになりたいわけじゃなかったのだろう。
「アレもやりたい・コレもやりたい」が俺の本当にやりたい事であって、それを「ナニになりたい」に子供の頃から無意識にすり替えていたのだ。
それに気づいたのが20代前半という事だろう。

そして今Vtuberになりたがっている

インターネットやコンピューターの進化によって、創作についての環境は俺が専門学校を出たころとは全く変わっている。
40代に突入したとき、今なら何ヤーとか何イストにならずとも、やりたい事をやりたいだけやる人生を送る方法があるんじゃないかと思いはじめた。

そしてある時、「あ、俺Vtuberやればいいんだ」と気づいたのだった。

バーチャル・ナニナニストとなる人、美少女になろうとするおじさんや、AIや動物や人外もいるが、別にそれらになろうとしなくてもよい。
何かになることも俺以外の誰かになることにも俺は興味がない。
でもヒーローのスーツは着てみたい。
俺は俺のまま何にもならず、やりたい事をやりたいだけやれる人生を発見してしまった。

明けましておめでとうございます。

流石に今年は活動をはじめたい。

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