ユニコーン企業のCFO①Spotify

先日のBusiness Insiderで、Snapを支える23人特集が思ったより面白かったので、自分もやってみようと思い、始めてみました。
ただ英語ができないので、訳せそうという意味で、一人ずつ紹介していこうと思います。

そしてまず最初に選んだのが、日本にも先日上陸したSpotifyのCFOのBarry McCarthyです。

※LinkedInから拝借

彼は、2014年よりSpotifyのボードメンバーに就任し、2015年7月にSpotifyのCFOに着任しました。

彼は、1975年にWilliams Collegeを卒業し、1980年にThe Wharton SchoolのMBAを取得。
コンサルティング会社のBooz. Allen Hamiltonに2年在籍し、投資銀行のクレディスイスファーストボストンでLBOファイナンスを担当、8年在籍したのち、マーケティングのBMP Partnersに2年間在籍します。

そして、1993年にMusic ChoiceのCFOに就任。6年在籍した後に転職したのが、創業3年目のNetflixです。当時Netflixはレンタルビデオの会社として1997年に設立されたばかりにもかかわらず彼は、1999年にCFOとしてJoinし2002年に上場、2010年末にNetflixのCFOを退任します。

NetflixのCFO退任後は、VCのTechnology Crossover Venturesでキャピタリストをやりながら、ロボアドバイザーのWealthfrontやオンラインチケットサービスのEventbrite、洋服のシェアリングサービスのRent the Runway、お菓子のサブスクリプションのNatureBox、音楽ラジオのPandora、SpotifyなどのボードメンバーやClinkleのCOOを担当していましたが、2015年7月にSpotifyのCFOとして着任します。

彼の着任以降、コンバーチブルノートで5億ドルコンバーチブルデットで10億ドル調達しています。このコンバーチブルデットは、年利5%で6か月ごとに1%ずつ上昇し、Spotifyが上場するか、利子が10%に達するまで利率が上がり、1年以内に上場した場合も株式を20%のディスカウント価格で出資者のTPGとDragoneer Investment Groupが受け取ることができるというもの。
なかなかハードではあるものの、成長してるからこそできるものでもあるのかなとも思っています。

以下がSpotifyの決算書です。

アーティストへのロイヤリティーが2015年で83%も占めていますが、すでに有料会員数も4000万人を超えているほか、CFOの得意分野の映像分野への進出、Sub/MAUの値が上昇すれば黒字化するとの言及もあります。

個人的には、Spotify自身でもガンガンFesなどをやっていったりしていくと面白いだろうなぁと思っています。

Spotifyは、いつ上場しいくらのバリュエーションをつけいくらまで登っていくのか。
これは、CFOのBarry McCarthyの力量に関わってくると思いますが、彼はすでにNetflixでその力量を見せています。(以下はNetflixのチャート)

今後もSpotifyから目が離せません。


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