リクルートHDによるGlassdoor買収の概要

リクルートHDが口コミ情報を元にした求人情報検索サイトのGlassdoorの買収についての概要。日本でいうVorkesみたいなポジションですかね。キーマンはもちろん、Indeedを10億ドルで買収した出木場久征さん。

・買収額
12億ドル(PSR7倍)
リクルートとしてはたぶん過去3番目の規模
これまでにTiger Globalなどから2億ドル以上を調達済みで、筆頭はTiger Global。にしても投資家が綺麗。


・ファイナンシャルアドバイザー
リクルートHD側:Goldman Sachs
Glassdoor側:The Catalyst Group

・買収前の業績
リクルートHD:省略
Glassdoor:以下

・懸念点
Indeedとのシナジーがないなどの理由からの赤字の継続→減損

・背景
リクルートは2016年3が月に中期経営方針を発表しており、人材領域でグローバルNo.1を目指すとしている。
そのためにリクルートでは、世界中の人材派遣会社を買収してきたが、要はIndeedとなっている。

実際Indeedは爆発的に伸びている。

PMIも比較的順調に進んでいる。

成功している理由はユニット経営をしっかり実践しているからの模様。


・買収の意義
 Indeedが、仕事探しというものを、全ての人にとってより簡単でスピーディーなものにするために検索技術を磨くことに注力してきた。一方Glassdoorは、求職者が就職先を決める際に必要な企業情報を如何に透明性高く集め提供するかということに注力してきた。それらは補完性が高い。

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