#BucksForVacs 「ワクチン打ったよ」的なtweetしたらスターバックスギフトカードを送ります、という話。

【シーズン2,3は皆様の投げ銭で運営いたしました。なお、2021年10月11日をもって投げ銭募集はいったん終了させていただきましたが、オミクロン株感染爆発を受け2022年1月末から活動再開しました。あわせて「投げ銭」募集も再開させていただきます。よろしければご協力ください。】



身銭を切り、魂を捧げた先にしか、価値ある「生」はない。『身銭を切れ』という本の中で著者のナシム・ニコラス・タレブは言う。
安全地帯にいると見えないものも、自分の一部を捧げることで見えてくるのだ。


世界的なコロナ禍が始まって、もうすぐ2年が経つ。
オンライン授業だけで学生生活を終える短大生もいるだろう。
これが3年になれば、同級生のマスク姿しか知らないで卒業していく中学生や高校生も出てくるだろうし、4年となればキャンパスライフのないまま大学を卒業する世代が生まれてしまう。
従来の感染対策とともに、強力なワクチン接種推進の気運が必要だ。
そう考えて、最近のぼくの遊び場であるTwitterでこんな一人キャンペーンを始めた。
「ワクチン打った人にコーヒーを奢る」。
流石にこのご時世でフェイス・トゥ・フェイスでは奢れないから、かわりにスターバックスのギフトカードをお送りしている。
「ワクチン打ったよー」というツイートとともに接種券の一部や注射した腕などの写真をアップしてくれた人に連絡を取り、スターバックスのカードを送っている。
「#BucksForVacs」のタグで見つけていただけると思う。

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2021年8月31日現在80人近くの方々にスタバのカードをお送りしている。北海道や福島、香川や福岡などあちこちに送った。無制限には出来ないから、ひとまず100人を目処に行うつもりである。
もともとは「反ワクチンの人も、もしこっそりワクチン打ったら教えて。缶コーヒーくらい奢るよ(先着100名)」というネタで始めたことだったが、やってみてたくさんの発見があった。


たとえば一番はじめに声をかけてくれた人は東京の人だったが、わざわざぼくのプロフィールから勤務先の住所を調べて手紙をくれた。
「ネタとは分かってるが、こうした『祭り』は本気のほうが面白い。マッ缶送ってください」という旨が書かれていた。ちなみにマッ缶は缶のマックスコーヒーのことで、我々専門家は通常こう呼ぶ。何事も、一番最初に動き出す「ファースト・ペンギン」は尊い。
意気に感じ、集団接種の手伝いに中山競馬場に向かう途中の牛丼松屋でパッケージ詰めして小雨の中セブンイレブンまで宅急便を出しにいった日曜日の早朝を、ぼくは忘れない。

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当初は「ワクチン打ったらなんか缶コーヒーが送られてきた。ウケる」というノリを狙ったのだが、今は紆余曲折してスタバカードを送っている。
なにしろ130円の缶コーヒーを1本送るのに、送料が880円かかるからだ。ここでそのバカげた行為を続けられないところに、己の弱さがある。来年の課題としたい。
こうして今年の夏も『YOKAZE』の中終わってゆく。この夏、魂を捧げた先に見えたもの、それは「何事も兵站は大事」という真理だった。
それじゃ。

【シーズン2,3は皆様の投げ銭で運営いたしました。なお、2021年10月11日をもって投げ銭募集はいったん終了させていただきましたが、オミクロン株感染爆発を受け2022年1月末から活動再開しました。あわせて「投げ銭」募集も再開させていただきます。よろしければご協力ください。】

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