見出し画像

草の根ハイ雑句(2024/6/17)

「日本人的個と知の観客の成熟」

 小林よしのりが日本人的な個の成熟と自立を長年主張してきているのを
意識して、東浩紀が「知の観客」という概念を打ち出し、東は「弱い
つながり」で「道具があれば使えばイイ」とも言っていた
 近年アメリカから導入されたネット環境が普及する中で、それを日本人
として活かすにはどうするか考えている
 アメリカ的なデザイン思考は「対話」というよりも「上から下へ」と
押しつけがましく自分の合理性で利己を満足させるようなイメージがあって
そうじゃなくて、日本人的な「下から上へ」への孤独な知の連帯が「共創」
していくようなイメージを夢想している
 トリクルダウンは起こらなかったし、「上にいる1%の意識」を変えていくような「下からの改革」がないと変わらないと思うが、1%の上流がせいぜい自分の周りだけ利益を得るような思考をしてたら全体に波及していかないのも当然だ
 かといってフランス革命や連合赤軍的な「血を流す革命的運動」も日本人
には合わない
 「孤独でネットワークから切り離されてるけど、弱いつながりは保ち、
ツールを利用して共創していく」ような日本の未来像を描いている
 そうすると日本人的な村意識がバラバラな個に分裂してしまうとしたら
ソコを日本として「統合」するのは天皇陛下しかいないと思い至っている
 今そのあたりでヒズミが揺らいで、日本がどういう立ち位置で世界から
自立するかの転換期にある気がしている
 
 
 

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?