ありがとうMIZUNO

Twitterではとても書ききれないミズノ株式会社様への感謝の気持ちをnoteに。(以下敬称略させていただきます)

昨シーズンを持ってミズノとの契約が満了しました。14年という長い月日を共に歩ませてもらった想いを綴らせてもらいます。

自分とミズノの記憶を辿ってみました。

ミズノの存在を知ったのは小学2年生。僕がサッカーを始めたタイミングで、親父が自分用にミズノのトレシューを買った時だったと記憶しています。やった事も無いサッカーの練習に付き合ってくれたり、創部したばかりの街クラブだったので、審判の資格を取ってラインズマンやってた時に履いていましたね。
親父はいくらやってもインサイドパスが出来なかったな。笑

中学のコーチがモレリアのJリーグモデルをくれたのもいい思い出でした。売っているのを見た事がなかったので限定品だったのでしょうか。めちゃくちゃテンション上がったな。履くのが勿体無さすぎて数回しか履かず、使っていないが故に皮をダメにしてしまった悲しい記憶があります。

高校に入り寮生活をしていた時、お母さんが地元のサッカーショップのカゴシュー(セール品)でミズノのスパイクを送ってくれたのもよく覚えています。当時2002年だったので2002円という破格品でした。同じ寮生活をしている仲間の分も頼みましたね。カゴシューなのに質の高さに感動しました。最初はカゴシューではないから質が良いのは当たり前か。笑

高校の2つ上、前橋育英のレジェンド青木剛さんがJリーグの練習に参加して貰ってきたモレリア(超軽量モデル)を貪欲に譲ってもらった事もありましたね。笑

そしてプロ2年目の2008年、ミズノと契約をする事になりました。当時エスパルスにはミズノを履く選手が何人かいたので、紹介していただきサポートしてもらう事になりました。

今はもうありませんがイグニタス(本田圭佑選手のイメージが強いと思います)、そしてレビュラ(こちらは吉田麻也選手ですかね)を履き、ここ4年はモレリアネオを履かせていただきました。

そのスパイク達、一言でまとめると「最高」です。

足でボールを蹴るサッカー選手にとってスパイクは、選手が選べる数少ないアイテムの中の、1番重要なアイテムです。ボール技術の無い自分ですら履いた感覚というのはかなり気にします。

何が「最高」かと言われれば、履いた時のストレスが全くないんです。踵や指先に変な当たりが無く、素足のような感覚すらあります。
ソールの硬さ、皮の柔らかさ、耐久性、文句の付け所がありません。特にモレリアネオ、もう神様のようなスパイクです。
磨くと表れる光沢とシワと皮の柔らかさ。ずっと触っていられます。少年時代に戻ってテレビの上に磨いたスパイク飾りたくなります。今の時代のテレビじゃ無理か。

ミズノのスパイクを履かせていただいて1番良かった事、それは「スパイクの悩み」から解放された事でした。

他メーカーの中には、モデルチェンジをすると同じシリーズでも履き心地が全く変わるスパイクもあります。
チームメイトがそこに苦労している姿を何度となく見てきました。

ミズノのスパイクはモデルチェンジすると最初は多少の変化を感じるものの、しばらく履くと更に製品が良くなったと感じる物ばかりでした。
直近ではモレリアネオ2からネオ3に変わった時。最初は以前の方が良い感覚がありましたが、すぐにその判断は変わりました。少しだけワイドになり、皮も少しだけ柔らかめ、紐を通す穴の位置、カカト部分の改良。強いこだわりと選手への想いを感じました。

今現在も現役でサッカーを続けられる要因の一つに確実になっています。ネオにしてから点も取れるように！笑

プチ情報ですが、ブラジル人はミズノのスパイクが超好きです。ブラジルだと相当高くてなかなか買えないと聞いた事がありますね。笑

担当の方にも恵まれました。
ササキさん、長い付き合いになりました！熊本で丸焦げになりながらミズノのフェスティバルの運営をしていたのを思い出します。焼肉行きましょうね！

セキネさん、結局一回も直接会えませんでしたね。笑
いつも迅速に、丁寧に対応して頂きありがとうございました。焼肉行きましょうね！笑


契約は終わりましたが、僕には感謝の気持ちしかありません。客観的に見て僕がミズノに何か貢献出来たかといえばかなり疑問が残ります。それでもここまで面倒を見て頂きました。ミズノの商品に対する愛情やこだわり、スポーツに対する熱をいつも感じていました。そんな想いと共に歩んで来れた事を誇りに思っています。

唯一悔いが残ると言えば、ミズノと共に引退したかったなと。そこは自分の力不足ですね！

これからはミズノのヘビーユーザーとして微力ながら貢献していきたいと思います！これからもプレイヤーにとって素晴らしいスパイクを世に届けて下さいね！

ありがとうミズノ！これからもよろしくミズノ！

ありがとうございました。