手足
日中仕事していると、曲を作るのは夜になる。集中が続けば深夜2時を過ぎる事もある。もちろん毎日ではない。
夜中の作業は体を酷使しているな、とふと思った。
体は道具じゃないと思う。
自分の所有物のように思っているけど、はたしてそうだろうか。
内臓も手足も目も耳も髪の毛さえもみんな、文句言わずに頑張ってくれている。
それぞれの領域で、それぞれの仕事をしてくれている。
もちろんみんな、キャパシティーはあるはずだ。
それを超えて働かせるのは、自分の体であっても、いけない事だと思う。
体にあったやり方が大事になってくると感じている。
だからあたしの手足よ
今はここにおいで
あたしから離れないで
ひとつに集まろう
ーさねよしいさ子「手足」