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2022年 夏至図 ホロスコープリーディング

早速、2022年夏至図のホロスコープを読んでいきます。

このホロスコープは、iPhemerisを使用し作成しています

太陽と月の葛藤の配置

太陽の位置は、蟹座。蟹座は家族や仲間を大切にし、周りと歩調を合わせて気を遣います。太陽のある7ハウスは、対人関係です。
一方で月は、牡羊座にあります。自分を主張し、自分の思うがままに突っ走りたい性質です。自分の気持ちはストレートに表現します。月のある3ハウスは、学びやコミュニケーション、身近な場所への旅行を表します。
この太陽と月の位置は90度の葛藤の関係にありますので、自分の気持ちに正直でいたいことと、社会においては周りに同調しようという考えの間で揺れることになりそうです。

世の中の情勢をこの太陽と月から見るならば、太陽は政府、首相となり、7ハウスは外交を表します。政府はこの時期、対外諸国との交渉にテーマを持つものと思われます。
太陽は2ハウスにある土星とはサイン違いではありますが、調和の関係にあります。2ハウスの土星というのは国内の厳しい経済状況を表してると見えますが、外交を利用しそこをなんとかやりくりしていくのかもしれません。

その太陽に対して国民を表す月は、牡羊座3ハウスにあります。3ハウスは移動を意味しますので、旅行(3ハウスは身近な場所なので国内)の機会も増えるでしょう。牡羊座の月なので、活発に、自分の思うがままに動き回ります。
夏至図の有効期間は秋分までで、その間の感染症の状況はどのようになるかわかりませんが、皆で足並みをそろえさせたい政府(蟹座太陽)に対し、国民(牡羊座月)は自分が行きたいところにいき、やりたいように行動するのではないでしょうか。

海王星と関わる天体

多くの天体と関わりを持つ海王星にも注目してみました。海王星は魚座にありますが、魚座の海王星は、直感やひらめき、潜在意識に潜りアイデアやインスピレーションを得る、などといった力を持ちます。また、海王星はあらゆる境界線をなくすエネルギーを持っているので、誰でも受け入れる受容の高さも持っています。

その海王星と他の天体との関わりについて、まずは、海王星・金星・冥王星で作っている三角形から見ていきます。
牡牛座金星と山羊座冥王星はピッタリと120度の関係にあります。スムーズに自動運転的に牡牛座金星と山羊座冥王星との間でエネルギー交換がされます。
牡牛座は五感に優れ、感性が豊かなサイン(星座)です。金星は牡牛座にありますが、金星はその牡牛座の守護星です。しかも自己表現や遊びを示す5ハウスに位置していますので、金星は自分のホームでのびのびと感性を表現して磨き上げ、五感を満たすことができそうです。楽しいこと、心地良いことも求めていくでしょう。趣味に没頭する人も増えそうです。
この金星が得た喜びや感性は、2ハウスにある山羊座冥王星の力で才能(2ハウス)を深掘り(冥王星)することになり、それがまた5ハウス金星の表現につながっていくように思います。
そしてその金星−冥王星のエネルギーに海王星がインスピレーションを与えて、サポートします。海王星は3ハウスにありますので、海王星が得た曖昧なインスピレーションも、より具体的に形にして表現できるのではないかと思います。

魚座海王星は双子座水星とクインタイル(72度)というクリエイティブ、創造意欲を示す位置関係にあります。
水星は6ハウスにあり、さらに水星が自分のホームである双子座にあることを考えますと、水星は存分に力を発揮できる状態にあるのだと思います。双子座水星の6ハウスというと、イメージできるキーワードは
情報の管理能力、柔軟性、優れたコミュニケーション力や交渉能力を活かした対応力、
というところでしょうか。6ハウスは期待に応える場所なので、こうした能力を使い役割を果たしていけそうです。
クインタイルは創造を意味しますので、水星の知識と海王星のインスピレーションが合わさり、何か発想力豊かなものが生み出されそうな感じがあります。
また、水星と海王星が意味のある角度をとると、人の気持ちをうまく読み取る力にもなりますが、“創造“で結ばれている関係ですので、相手の意図をうまく感じ取り、創意工夫によって応えていけるとも読めます。
さらに、海王星は牡牛座のドラゴンヘッドとも協力できる関係にありますが、こちらも海王星の力が強められるような配置になっていると思います。

土台に重なる木星

この夏至図では、アセンダントは射手座で、アセンダントは自分あるいは国の情勢を見るときは、国民を表す場所になります。射手座の守護星は木星であり、その木星は、牡羊座にありICと重なり合うようなとても近い位置にあります。ICは自分(たち)のいる場所、土台、基盤、心のよりどころを表します。そのICと豊かさや幸運を意味する木星が重なり合うような位置にあるというのは、とても良い印象があります。
木星のいる牡羊座はトップで新しいものに向かっていくような星座です。したがって、土台や基盤を新しくするようなことを始めるのが、豊かさにつながっていくのかもしれません。

まとめ

春分図と同様、2ハウスに土星が入り、経済面は厳しい状況が続きそうです。
ただ、その中でも木星・月が牡羊座にあって、何か新しいことに取り組もうとするエネルギーが高まっている時期かと思います。インスピレーションも得られやすい配置ですので、受け取ったひらめきを行動に移すとよさそうですね。







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