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50年前へタイムスリップ~菓子10選

はじめに

久しぶりの投稿となります。この記事をお読みの皆さんで50代に達している方は少ないと思うので、「50年前へタイムスリップ」と言われても困るでしょう。60歳になる私が50年前へ行けるところは、何を隠そう、100均の駄菓子売り場なのです。駄菓子売り場といっても駄菓子だけではなく、普通の菓子もおいてあります。今日はあなたを過去に連れて行きましょう。

1.ココアシガレット


私の心の中で「キング・オブ・駄菓子」といえば、オリオンの「ココアシガレット」です。
1951(昭和26)年販売開始。
私の小学校入学は1968(昭和43)年。小学生時代、近所の駄菓子屋に通いました。
100均(ダイソー)の売り場では箱の奥に置いてあったので、今でも買っていく人がいるのかもしれません。買ってきて、さっそく1本ほおばります。ココアとハッカの味がなんともなつかしい。6本入りですが一日で食べてしまいました。3個108円。(以下価格はダイソーでのもの)

2.お金のチョコ


こちらの「お金のチョコ」は、自分の子ども時代に買ったかどうかは不明です(いきなりですみません)。
現在の発売元、正栄デリシィは、いろいろと会社再編を行なってきました。以前からチョコを販売していましたが、「お金のチョコ」の発売年は不明。2個108円。全20種類のお金のカードが1枚入っています。
私が買ったものには、なんと五円札。タイトル画像をご覧ください。
本物は1946(昭和21)年に発行されたお札です。「子供銀行券」と書いてあります。このお札のおまけには度肝を抜かれました。いかにもコレクションの対象となりそう。チョコはクランチチョコレートで、美味しいです。

3.クッピーラムネ


今回購入したのは30g入り。
子どもの頃の印象は、もっと小さかったような気がするので、10gの製品だったかもしれません。1963(昭和38)年発売。
私は長いこと「グッピーラムネ」というのが本当の名前で、「クッピーラムネ」は類似品だと思っていました。ところが正式名称が「クッピーラムネ」なんですね。カクダイ製菓が販売。
別に悪口を言うつもりはありませんが、食べてみるとちょっと粉っぽい。
それともラムネというのはもともとこういう味なのでしょうか。食べるのは子どもの時以降初めてなので。4、5粒なめているうちに味に慣れます。
「7大アレルゲン原材料不使用」なんて、こだわってますね。2個108円。

4.ビスコ


ビスコは1933(昭和8)年、グリコから発売。これは駄菓子というより普通の菓子だけど、駄菓子コーナーにおいてありました。5個入りのミニパックです。3個108円。
ビスコには乳酸菌、食物繊維が含まれているというのは忘れていました。いちご味、アーモンド味などがあるそうです。
普通に食べるのではなく、クリームのついているほうとついていないほうとに分けて、まずクリームのないほうから食べ、クリームを歯でこそげ落として食べたのは私だけではないはず(え? 違う?)。
大人になって食べても美味しい。非常食用に缶入りもあるそうですから、ご興味のある方は調べてみてください。

5.フルーツサワー


公式サイト(マルタ食品)に発売年は書いてありませんでしたが、1975(昭和50)年かもしれません。
実は私、この駄菓子を子どもの頃買った覚えがないのです。しかしいかにも「駄菓子然」としているところがかわいらしくて、つい手が伸びてしまいました。
クチコミによると、直接口をつけてなめると粉末が固まってしまい、出てこなくなるとありました。さっそく味見。うっなんだこの駄菓子味は。
3本入りですが、続けて3本飲もうという気にはなれません。いや、今まで販売を続けていることは尊敬しますよ。がんばってください。2個108円。

6.ふ菓子


ふ菓子はいろいろな会社から販売されていますが、これはトーカイフーズのふ菓子。発売開始年は不明です。
私は子どもの頃ふ菓子をときどき食べましたが、自分が駄菓子屋で買ったのではありません。
1本入りではなくて数本入っている物を、母が買ってきてくれました。黒糖にビタミン・ミネラルが豊富だなんて、調べてみて初めて知りました。
さっそく一口。甘さが口いっぱい広がります。嫌みのない味ですね。
これはリピート確実です。3個108円。

7.ジューC


カバヤのジューCもなつかしいです。2個108円。1965(昭和40)年発売。
ラベルに「since 1965」ってはっきり書いてあります。当時はオレンジ、レモン、ミントの3種類でした。ただし昔、駄菓子屋で買ったのか、そうでなかったかのは記憶の彼方。
今回買ったのはサイダー味。う~ん、すっぱい。
当初はビタミンCを配合していましたが、現在では含まれていないとのこと。確かに原材料名をみてもビタミンCとはかいてありません。それでも商品の名前を変えないのは、ブランドとして確立しているからでしょうか。

8.ミルキー


不二家の飴、ミルキー。誰でも一度は食べたことがあるでしょう。
1951(昭和26)年発売。2個108円。写真のパッケージは裏面なのですが、表面が普通の顔をしているのと比べて、なぜかこちらでは涙を流しています。手を組んでいるあたり、あまりの美味しさに感激して泣いているのでしょうか。
食べてみた感想は、「ほんのり甘くて、昔と変わっていないな」というものでした。注意書きに「粘着性が強い商品のため歯科治療材がとれる場合がありますのでご注意ください」とあります。
はい、噛むのはやめてなめるだけにします。

9.フエラムネ


コリスのフエラムネ。1973(昭和48)年発売。2個108円。
裏面に「誤って吸い込まないようフエラムネは必ず手で持って吹いて鳴らしてください」と書いてあります。
子どもの頃は唇を使って吹いていましたけどね。手で持って吹くと「ピーピー」と鳴ります。
コーラ味。ラムネ特有の粉っぽさはないですね。
おもちゃ箱も昔からあるようです(記憶にありません)。開けてみたらロボではなくリボンのバッジ(プラスチック製)が入っていました。よくみると箱に「おんなの子用」と書いてあります。

10.クイッククエンチCガム


これは駄菓子売り場ではなくレジ横に置いてあった物です。1個108円。
ガムはほかにもいくつか種類がありました。復刻版だそうです。
「復刻版」と書いておけばアホなじいさん(私のことです)が買っていくと思ったのでしょう。
ロッテの「クイッククエンチCガム」の発売は1978(昭和53)年。ポカリスエットの発売が1980(昭和55)年ですから、それに先んじているのですね。スポーツのあとにガムをかむという発想はありませんでした。その名のとおり、ビタミンCを含んでいます。
さっそくかんでみると、ほどほどにすっぱい。私の場合、大人になってからガムをかむという習慣はなくなりましたね。なんとなく歯の詰め物がとれそうで。
私が子どもの頃は、ガムの自動販売機があったんですよ。覚えていますか?

おわりに

以上10個、菓子について紹介してきました。「駄菓子と菓子の違いは?」という質問がYahoo知恵袋にありました。ですが、明確な線引きがあるわけではありません。私の感覚ではなつかしい思い出があるものが駄菓子です。
私は引きこもりで、週に一度くらいコンビニへ出かけます。
先日、小学生ぐらいの女の子が、電子マネーで買い物をしている姿を見かけました。今の子は電子マネーで小遣いをもらうんですね。
10円玉とか、5円玉とか、見たこともないんでしょう。時代を感じます。
最後に、サポートよろしくお願いいたします。サポートいただいたお金は、病気の治療費にあてさせていただきます。


62歳になりました。よろしければサポートお願いいたします。創作の活動費にあてたいと思います。